月別: 2017年6月

当店の矯正に対する考え方

『矯正』の意味は
 

( 名 ) スル
欠点などを正しく改めさせること。まっすぐに直すこと。 「歯列-」 「非行少年を-する」
 -Wikipediaより引用

 
 
姿勢矯正・骨盤矯正と『矯正』と単語が用いられていますが、
『正しく改めること』と解釈すると
施術者が姿勢・骨盤の状態を正しく改めること
が提供内容と解釈できます。
 
上記の解釈とすると、提供内容に『矯正』といったニュアンスがしっくりしません。
 
【参考】
 
無意識の話で一人一人に姿勢を決めている自覚はないのですが、
最終的に姿勢を決めるのは施術者ではなく、その人自身の脳だからです。
キッカケを与えるから矯正というのか?少し考えてしまいます。
 
といった経緯があって、当店の提案をまとめてみました。
 
 

『身体評価』と施術

 
団体所属していた頃は、骨の位置を正すのを目的として
背骨周り・骨盤周辺へのアプローチが多かったと思います。
が、当時の技術で何を変えていたんだろう?と思い出します。
実際、様々な要因で変化は起こりますが、評価なしだと
どの問題をどう変える必要があるのか?が明確にできません。
 

 
前述したように姿勢を決めるのはその人の脳であって施術者
ではないので、キッカケを与えるだけで保持できないのが矯正なのか??
と疑問が生まれたのが、今回のブログ投稿のキッカケです。
同時に、施術で変えているのは何だろう?とも思いますよね?
その疑問が解消する兆しが見えたのは、2016年からの学びを通じてです。
 
身体は未知の世界が広がっているので、全てに答えは出せませんが
動作を見直す過程で、各々の筋肉がどの程度伸びているか?を
感覚から見直した結果として、力を入れない時の筋肉の長さが変化します。
骨の位置を矯正というよりは、皮下組織への刺激から部位各々の
位置関係を感覚・認識から見直していくといった表現が現状のアプローチ
には合っているように思います。
 
 

『矯正できた』といえるのか??

 
『関節の動きが~~』というのが間違っているから・・・ではありません。
必要に応じて関節へのアプローチもしていますが、
 

関節を動かす=姿勢矯正・骨格矯正・骨格を整える

 
と直結させるのは表現として強引な印象を受けたので
この投稿をしてみました。『関節の動きがある事』はあくまでも
良い姿勢を取るための一つの要素であって、姿勢を保持するため
の十分条件ではありません。支える筋肉の出力が十分でなければ
脳が悪姿勢に戻すしか方法がないと判断することもあるでしょう。

「矯正する」と言い切ってしまうのは傲慢な気がするので、
表現としては適切でないと当店では使わないようにしています。
 
 

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『手技療法の基本からASTRへ』受講


 
『基本は出来ているだろうか?』
自分の歩んできた道を振り返る意味も込めて受講してきました。
普段の勉強会・セミナーとは違って、自分の身体とも向き合う
時間となりました。
 

『「ツボにハマる」とは言いますが
「ツボにハメる」とは言いません。
手技療法の技術で目標とするのもまさにそれ。
「ハメる」のではなく「ハマる」ようにすることです。
意図的にというより、勝手に、吸い込まれるようにという感覚でしょうか。
でも「ハマる」ようになるためには「ハメる」ための工夫と努力が必要。
意識しなくても自転車に乗れるようになるためには、
意識して乗る練習を繰り返さないといけないように。
今回も「ハマる」ようになるための「ハメる」練習を繰り返していただきました。
   ~沓脱先生のFacebook投稿より~

 
という言葉通りに技術主体というよりも自分の身体操作と感度を高めていく
そんな1日でした。
 
 

受講して考えさせられること

 
技術的な・・・というよりも身体操作そのものに対して
説明の仕方は勿論ですが話し方や表現、人に対する姿勢
と日々鍛錬だということを1日を通して考えさせられる。
そんなセミナーでした。
 
団体所属していた頃、我流はダメだから反復練習が必要だと
同じ技術を繰り返し学んでいましたが、それも基礎を作るには
良いのかもしれませんが、次に繋げるためには不十分です。
身体操作という観点では『形』を作っていただけだと思います。
 
『出来ているつもり』を日々の鍛錬から『出来る』へと昇華させるためにも
改めて一つ一つの意味を考え、自分を見直して余裕を作っていく必要性を
痛感出来たのが、受講の一番の成果だと考えています。
今までの意識だけでは不十分だったと思い知りました。
 ※こんなことは書かない方が良いかもしれませんね。
 
 

昨今、勉強会が多く開催されています。
情報リテラシーという言葉が出るくらいに情報も溢れて、
それと同様に技術・手法も増え続けています。
私は信頼している方の勉強会・セミナーのみ参加しています。

 
 
【追記】 
より動けるようトレーニングしないと・・・と
受講後に自分の身体に鞭を入れる気にも
なり、自分の見直す機会となりました。
ジョグ・トレーニング徐々にしていますが、
少し足りないかなと・・・
 
 

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筋膜・Fascia pt3 勉強会に参加して

TV、雑誌で『筋膜』『筋膜リリース』の言葉で広まっている
Fasciaについて、河井先生(DC)、川島先生(泌尿器科医)から
お話を伺いました。
 

 
整体では外部から圧を加えるなどはしても内部の状態・変化を
切開して確認は出来ません。ですが、技術のみを学ぶのでなく、
 
体内の組織について
 +
アプローチすることで何を起きるのか?
 ↓
施術のメカニズム
 
と結びつくので、身体について学ぶことは必要です。
 
 

筋膜・筋膜リリースについて

 
どんな事にも流行はありますが、身体の流行の一つに『筋膜』があると思います。
アチコチで言葉を見掛けますが、当店では昨年からの学びもあり『筋膜』『筋膜リリース』
という言葉は使いません。(ブログタイトルでは検索しやすくするために、敢て書いています)
 
【参考】 筋膜・Fascia pt2 筋膜リリースについて
 
筋膜=筋外膜(epimynium)、Fasciaとブログでも分けるようにしています。
筋膜というと、筋肉を覆っている膜と認識される方が多いですが、外科医の方の認識も
筋肉を覆っている筋外膜がそれにあたるようです。
筋周膜・筋内膜といった膜もあり、一方でFasciaは多岐にわたり筋膜以外の組織も含まれます。
 
何をしているのか?を考えたときに大きな意味合いで感覚を変えるためのアプローチは
しますが、筋膜を変えるためのアプローチはありません。
 
 

 
【参考】 筋膜・Fascia pt1 皮膚の断面では筋膜・Fasciaはどこでしょう?
 
 

勉強会を終えて

 
YoutubeでもFasciaは見られますが、
 

 
今回は更に高画質で様々な映像を見せていただけました。
生体で見るFascia、動きに連動してFasciaと共に滑走する血管、
神経の姿と目にした事のない『外科医の特権』の映像は新鮮で衝撃でした。
 
昨年からの学びが映像とリンクしたのが、面白くもありました。
学んでいなければリンクもせず人体の素晴しさに目を奪われ終わっていたかもしれません。
いつもFasciaの情報は勉強会の度に更新していますが、それ以上に自習が役立ったことが
嬉しくもあり、報われた実感がありました。
 
川島先生が終盤に仰っていた『解剖学などの図を見てもFasciaが除かれたものしかない』
とのお話が妙に腑に落ちて印象的でした。
 
 

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脇腹の痛みで来店された方

脇腹(下部肋骨辺り)の痛みを訴えられた方が
おられました。
 
便利な世の中になったもので、ネットで調べられたらしく
『肋間神経痛』だろうと結論に至ったようですが・・・
本当にそうかな?と胸部・骨盤帯・頭頚部と評価をしました。
 
身体評価の結果から細かく検査をした結果・・・
何度も来店されていて仕事環境も知っている方なので、
長時間座る姿勢が続いた結果ではないか?と考えました。
 

 
 

今回の施術の流れ

 
以前の手法を用いたままならば、
背骨・骨盤の動きにくい部位が原因だと話すところです。
※今回の場合は、胸椎の9番、10番を軽く触れだけで痛みあり。
 
現在は手法の変化に伴い、原因であろう背骨の変位は探りますが・・・
 
・どんな姿勢で痛みが顕著になるか?
・どんな動作で痛みが増減するか?
 
といったところから問題を引き起こしている動作から探ります。
今回のケースでは胸郭の回旋、骨盤帯の回旋・屈曲といった検査から
頭部の回旋といったところを中心に見ています。
そこから動作の問題を抽出して細分化していきます。
 
お話を伺っていると、睡眠が浅いといった問題もあるそうで、
呼吸のチェックを行ったところ
 
吸気・・・胸郭:収縮・腹部:拡張、呼気・・・胸郭:拡張・腹部:収縮
 
といった胸郭・腹部が反対の動きをする問題が見られました。
 
この問題に対してアプローチしたところ呼吸がしやすくなると同時に
腹部の安定が取れました。
 
ここで上記の回旋・屈曲動作をしていただくと痛みは減り
立ち姿勢も大きく変化しました。
 
 

身体の問題は背骨・骨盤だけなのか?

 
今回のケースでは
 

旧手法でいう背骨のねじれによる神経圧迫を主原因として
胸椎のねじれだけに注目していると『触るだけで痛い』ので
背骨へのアプローチだけでは苦痛です。

  +

横隔膜-大腰筋の付着部を考えると、横隔膜の緊張が取れないと
股関節の可動が正常化されません。
股関節の可動は、腰部の安定にもつながるので重要です。

 
呼吸へのアプローチだけで、『触るだけで痛い』箇所の張りはとれ
押圧にも痛みは感じなくなっていました。昨年からの学びもあって、
背骨・骨盤での神経圧迫といった考え方にも変化があります。
『〇〇の歪みが原因』といわれますが、今回のケースでは『何が機能して
いないか?』の検査を他のもしています。
最初から『〇〇の歪みが原因』と決めつけてしまうと他に原因を見付けようと
出来なくなります。原因を探るうえで、その方の日常的な動作を知ること
その方自身を知ることが何よりも大切です。事象だけに囚われないよう
気を付けるようにしています。
 
 

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