TV、雑誌で『筋膜』『筋膜リリース』の言葉で広まっている
Fasciaについて、河井先生(DC)、某K先生(医師)から
お話を伺いました。
整体では外部から圧を加えるなどはしても内部の状態・変化を
切開して確認は出来ません。ですが、技術のみを学ぶのでなく、
体内の組織について
+
アプローチすることで何を起きるのか?
↓
施術のメカニズム
と結びつくので、身体について学ぶことは必要です。
どんな事にも流行はありますが、身体の流行の一つに『筋膜』があると思います。
アチコチで言葉を見掛けますが、当店では昨年からの学びもあり『筋膜』『筋膜リリース』
という言葉は使いません。(ブログタイトルでは検索しやすくするために、敢て書いています)
【参考】 筋膜・Fascia pt2 筋膜リリースについて
筋膜=筋外膜(epimynium)、Fasciaとブログでも分けるようにしています。
筋膜というと、筋肉を覆っている膜と認識される方が多いですが、外科医の方の認識も
筋肉を覆っている筋外膜がそれにあたるようです。
筋周膜・筋内膜といった膜もあり、一方でFasciaは多岐にわたり筋膜以外の組織も含まれます。
何をしているのか?を考えたときに大きな意味合いで感覚を変えるためのアプローチは
しますが、筋膜を変えるためのアプローチはありません。
【参考】 筋膜・Fascia pt1 皮膚の断面では筋膜・Fasciaはどこでしょう?
YoutubeでもFasciaは見られますが、
今回は更に高画質で様々な映像を見せていただけました。
生体で見るFascia、動きに連動してFasciaと共に滑走する血管、
神経の姿と目にした事のない『外科医の特権』の映像は新鮮で衝撃でした。
昨年からの学びが映像とリンクしたのが、面白くもありました。
学んでいなければリンクもせず人体の素晴しさに目を奪われ終わっていたかもしれません。
いつもFasciaの情報は勉強会の度に更新していますが、それ以上に自習が役立ったことが
嬉しくもあり、報われた実感がありました。
某K先生が終盤に仰っていた『解剖学などの図を見てもFasciaが除かれたものしかない』
とのお話が妙に腑に落ちて印象的でした。