『矯正』の意味は
欠点などを正しく改めさせること。まっすぐに直すこと。 「歯列-」 「非行少年を-する」
-Wikipediaより引用
姿勢矯正・骨盤矯正と『矯正』と単語が用いられていますが、
『正しく改めること』と解釈すると
施術者が姿勢・骨盤の状態を正しく改めること
が提供内容と解釈できます。
上記の解釈とすると、提供内容に『矯正』といったニュアンスがしっくりしません。
【参考】
無意識の話で一人一人に姿勢を決めている自覚はないのですが、
最終的に姿勢を決めるのは施術者ではなく、その人自身の脳だからです。
キッカケを与えるから矯正というのか?少し考えてしまいます。
といった経緯があって、当店の提案をまとめてみました。
団体所属していた頃は、骨の位置を正すのを目的として
背骨周り・骨盤周辺へのアプローチが多かったと思います。
が、当時の技術で何を変えていたんだろう?と思い出します。
実際、様々な要因で変化は起こりますが、評価なしだと
どの問題をどう変える必要があるのか?が明確にできません。
前述したように姿勢を決めるのはその人の脳であって施術者
ではないので、キッカケを与えるだけで保持できないのが矯正なのか??
と疑問が生まれたのが、今回のブログ投稿のキッカケです。
同時に、施術で変えているのは何だろう?とも思いますよね?
その疑問が解消する兆しが見えたのは、2016年からの学びを通じてです。
身体は未知の世界が広がっているので、全てに答えは出せませんが
動作を見直す過程で、各々の筋肉がどの程度伸びているか?を
感覚から見直した結果として、力を入れない時の筋肉の長さが変化します。
骨の位置を矯正というよりは、皮下組織への刺激から部位各々の
位置関係を感覚・認識から見直していくといった表現が現状のアプローチ
には合っているように思います。
『関節の動きが~~』というのが間違っているから・・・ではありません。
必要に応じて関節へのアプローチもしていますが、
と直結させるのは表現として強引な印象を受けたので
この投稿をしてみました。『関節の動きがある事』はあくまでも
良い姿勢を取るための一つの要素であって、姿勢を保持するため
の十分条件ではありません。支える筋肉の出力が十分でなければ
脳が悪姿勢に戻すしか方法がないと判断することもあるでしょう。
「矯正する」と言い切ってしまうのは傲慢な気がするので、
表現としては適切でないと当店では使わないようにしています。