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「〇〇の原因はコレ」と言われますが

「〇〇の原因はコレ」と言われますが

「〇〇の原因は△△」と言われますが

 
最近、SNS広告で『原因は○○です!』『この手法で解決』
が気になるので敢て書いてしまいます。
 
 

原因と要因の違い

 
当たり前の話ですが、原因は一つ、要因は複数
原因はそれだけ解決すれば解消する要素と考えると
身体の問題にそんな都合の良い原因はありません。
 
身体は構造的に骨・筋肉・脂肪・結合組織などから
構成されています。機能的には神経・ホルモンなど
様々な要素が絡み合っています。
 
 
『原因は○○』と断言する理由は
結局は自店の理論が正しい⇒来店ください
と言いたいだけと解釈しています。
 
確かに分かり易さは伝えるために大切です。
でも、自分を正当化するための断定をして
他要因を排除するのは違うと思います。
 

 
「個人の体験です」の表記が多いのも
万人に効果がある訳ではない・・・を告げる為ですが、
例えば、ある栄養素を摂取する事で改善するのは
体験者にその栄養が不足していただけで、
それに劇的な改善効果がある訳ではないでしょう。
個々人で必要とされるものは異なります。
施術でもそれは一緒だと思いませんか??
 
施術のセミナーでも講師が手法で改善がみられる
理由を説明できない・・・そんな話も聞きました。
それを見ただけで理論的に説明できるような方から
学び続けてきたから中身はちゃんとしたいのです。
 
 

当店の考え方・対応

 

調べないと分かりません

 
例えば、肩こり・・・『凝り』ってそもそも何?と
調べた方は少なくないと思います。
実際にその部分がコリコリする、滞りがあるとか
人によって感じ方も様々でしょう。
Google検索しても、「・・・orz」な結果が多いので、
余計に何なの??と私も疑問が広がるだけでした。
 
私も勉強していく中で
筋肉の中?外?、筋肉の間?、筋肉と表皮の間?と
凝りはどこの層にあるのか?と考えたり・・・
どの組織のどんな変性で、どんな刺激で何を変えたら
改善に繋がるのか?と勉強を進めるにつれて
考える幅が広がっています。
 

これらを判断する為には評価が必要です。
ルーティン化された施術を受けるだけでは大半の方は
問題の根本を解決するには至りません。
なぜなら状態が明確でないから、原因へアプローチ出来ず
根本的な対応をするための施術に繋がらないから・・・
 
 

なぜ施術内容が毎回異なるのか?

 
「肩凝りが・・・」と来店される方でも気になる位置・状態は
人それぞれ異なります。同じ方でも毎回状況は異なります。
毎回、同じ施術をしないのは、状態に合わせていたら
当たり前の話です。
 
だから施術しながら行うものも含めて、評価がメインに
なるケースは多いです。日常の話を伺いながら、
生活で改善する必要を感じるポイントを考えたりもします。
 
 

〇〇をすれば・・・の宣伝は安易

 
気になる部位を伸ばすだけで根本解決に
繋がるならストレッチを自宅で続ければ良い。
前述したように難しく考える必要はありません。
 
でも、動画広告で見掛けるような・・・
慢性的な肩凝りで困っている方に対して
「ストレッチに通って・・・」
ストレッチを受けるだけなら来店不要で
自宅で出来ますよね?と思うのです。
 
●自分で出来ることは自分で、
●施術で対応する必要がある事は来店して
 
と切り分けて二人三脚で改善を進めていきたい思い
から敢えて書いています。
 
 

生活変容を進めていくうえで・・・

 
エクササイズをお伝えしても、行動に移されない方が大半、
基本的には「施術を受ければ・・・」な方が多いです。
1月あたりでも日常生活は施術時間の数百倍長いので、
日常生活から見直さないと根本改善は難しいです。
勿論、変えられない要素・変えられる要素と切り分けて
考える必要はあります。
長時間のデスクワークが悪いからと仕事を辞めて
生活が回らなくなったら目も当てられませんから・・・
 
だから、先ずは自分でケアするのも良いですが、
慢性化していたり、生活に支障が出る前に
必要なケア・生活習慣の見直しを他人視点から知ること
が大切なのだと思います。
  
その上で、要因をピックアップしていって、
大きなものから潰していくのが
結果的に根本解決に繋がっていくと考えています。

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