膝痛pt2 山登りをする時に膝が痛む

傷害の既往歴が無ければ、どの関節も可動域を
確保する事は動くうえで大切です。
 

 
山登りで段差、岩を登る時に可動域が不足していたら
身体としては様々な戦略をとって登るための動きを
作る必要があります。
 
今回は膝の可動域が低下して、普段は痛みは無いけれど、
膝が曲がりにくいケース。山登りが趣味で岩場などを登る際に
膝が曲がりにくく苦労するケースが多いとの事。
身体の状態を維持するため、定期的にご利用いただいている方の話。
 
足部pt5の方と一緒なので、膝単体の問題もありましたが
原因は足底・股関節と他部位と絡み合っています。
 
 

膝の可動域が足りない場合の対応

 
『膝の可動域の検査』投稿を以前していますが、
その検査結果から更に詳細に調べて
『なぜ可動域の低下が起きているのか?』を調べて
原因に対して施術しています。
 
膝が曲がりにくいという状態に対しても、
 

●関節に問題があるのか?
●曲げるための運動制御に問題があるのか?

 
と問題を切り分ける必要があります。
各々で施術内容が異なる、場合によっては変化が起きない
ので、これが重要です。
 
解釈次第で上記の内容の繰り返しになりますが、
膝の問題なのか? 他に原因があるのか?も
切り分けて考える必要もあります。
 
 

今回のケースは

 
股関節の外旋、膝関節の内旋、膝関節の屈曲制限と
複合的に起きていました。
過去に膝の外側靭帯が伸びた既往歴があり、それを代償する
ための足部の変位や運動制御がつくられたと考えています。
 
全てを膝への施術だけで正していけるか?というと
足部、股関節への施術も必要となりますが、
膝の屈曲制限については、膝単体の問題でした。
 
数年前から勉強会に参加させていただいている先生の
グループ?Twitterでシェア頂いた投稿がハマりました。
手法・知識は名古屋のセミナーで学び、以前から用いていますが、
このお陰で『何をするための手法か?』が見えたので、必要に応じて
用いることが出来るようになってきました。
 

 ~https://www.facebook.com/NeuroKineticTherapy/ より~
 
筋肉は共働して関節を曲げたり、安定させたりしますが、
筋肉間の滑走低下が起きる事で伸長制限が起きたり、力の伝達が
上手くいかなかったり…と問題が起きることがあります。
 
今回は、膝を曲げる際に大腿前部の筋で滑走低下が起きたことで
屈曲制限がかかっていたのが原因
でした。
 
この滑走低下の解消によって、膝の自動運動での可動域が向上し
大幅に可動性が向上した体感が得られたそうです。
 
やはり、人によって必要な施術は異なるという事なのでしょう。

膝痛pt1 正座をすると膝が痛い


 
『正座をすると膝が痛い』というクライアントさん
 
今回は左膝の内側でしたが、昨年までは右膝。。
これが変わったのは『股関節』『骨盤帯』の状態が
ひょんなキッカケで運動を始められて変わったから・・・
 

膝が痛い ⇒ 膝に問題がある ⇒ 膝をみてほしい

 
というのが、来店する目的として考えられる話ですが、
提供する私としては
 

膝が痛い ⇒ 何が問題だろう? ⇒ 検査して原因を探そう
 ⇒原因に施術する

 
と意識のズレを感じることが多々あります。
今回も、膝ではなく、原因は股関節でした。
 
 

正座は膝だけの運動ではありません

 

 
正座で膝を曲げますが、股関節・足首も動かします。
股関節に不正動作があれば、膝や足首は余計に動く必要が
あり、どこかに負担がかかるでしょう。
それが今回の原因でした。
 
膝を曲げて、膝が痛いのだから、膝が原因だろう
 
と思うのは、膝だけを動かした時に痛い場合でも当てはまらない
ケースもあります。
 

●股関節・膝を跨ぐ筋肉もある
●膝を曲げる事で膝蓋骨、腓骨と動く骨がある
 ⇒関わる筋肉の付着・作用を考えると股関節・足首にも影響がある
 ⇒逆もいえる
●膝の内外旋も同様

 
といった動作が関節のどんな動きから作られているかを考え、
それに関連する関節・筋肉から、何がどんな影響しているか?
を全身の繋がりから調べていく必要があると考えています。
 ※繋がりは神経だったり、機能的な繋がりです。
 
 

今回のケース

 
今回の場合は、股関節の内外旋の可動域がここ半年で変わった方
が『正座すると膝が痛い』ケースでした。
 

 
元々は内回し(内旋)していた股関節が±0°になった。
内股だった足が真直ぐになったと書くと良い事に読めますが、
たまたま教わった開脚ストレッチが気持ちいいから、それだけ続けた
結果でした。他のストレッチをどの程度しているか?を聴いたところ
他はそれ程続いてはいない。外回し(外旋)させる筋肉を優位に働かせる
筋肉を働ける結果は作りましたが、内回し優位は変わっていない。
 
内転筋の一部を余計に働かせる必要があり、正座した時には
縮んで力を出す+膝が曲がると伸びると相反する働きをしようと
した結果、膝の内側に痛みが起きたと考えています。
 
今回は痛いのが嫌いな方だったのと、他の動きを作りたかったのもあり
フロスバンドを使いました。(写真は後日貼ります)
 

◎徒手抵抗を掛けて自動運動
◎仰臥位で出来る簡単なエクササイズ

 
と行い、内転筋群周辺の流動性をつくり、働きを整えていくといった
アプローチで痛み、動きの不正が解消しました。

これは一例です。人によって原因は異なります。
まずは検査・評価をして現状把握することが大切です。

痛み・疼痛pt3 検査中に感じた思わぬ痛み

直接的に関係なさそうなのに、左膝を曲げると右足が痛い。
施術中にそんな事は日常的に見られます。
 
『動いたら痛い』が続いてくると、痛みを避けるために動作変更を自動的に行うことが
あります。何か動きが変わった気がする、痛かったのが消えたと感じる時は、動作変化
で痛みが隠されているのかもしれません。
 
『全身の繋がり』『〇〇の繋がり』と様々な繋がりがあるといわれていますが、
実際、上記の場合は何が起きて痛みを感じるのでしょう。
 
 

膝を曲げる動作

 
『曲げる』動作は筋肉が縮み、2つの骨を引き寄せることで行われます。
オモチャのように関節だけが「クキッ」と曲がるのではありません。
膝を曲げる動作は、足の裏側の筋肉が縮むことで行われます。
 
ここで膝を曲げる動作を膝だけでまとめてしまうと、反対の足に影響が出る事が
伝わりません。膝周囲だけで解決する話ではないからです。
 
膝を曲げる時、筋肉の伸縮は、

主に縮んで働く主動筋 ・・・ もも裏のハムストリング
一緒に働く共同筋   ・・・ 半腱様筋・半膜様筋など
対抗して伸張する拮抗筋 ・・・ もも前の大腿四頭筋
 ↓↓
主動筋が単体で関節を曲げる訳ではありません

 
 
施術中にうつ伏せで寝ている前提ですが、筋肉の伸縮に伴って骨が変位します。
 

 

・大腿骨(太ももの骨)は固定
・脛骨(ふくらはぎの骨)は膝を中心に背面から大腿骨に近づく
・腓骨(ふくらはぎの骨)は脛骨と同様
・膝蓋骨(膝のお皿)はふくらはぎ側に引っ張られて変位する
 ※細かい動きは省略しています

 
 

反対側の足に痛みが起きたのは??

 
また筋肉の伸縮は例えば殿部(お尻)だったり股関節周辺の筋肉の伸縮も促します。
※筋肉の伸縮による力の伝達は、膝周辺と反対側の筋肉の付着部位でも行われます。
 
ここで股関節周辺へと力が派生して、股関節、仙腸関節(骨盤と背骨を繋げる関節)
などを変位させます。その時、馬尾神経と呼ばれる仙骨から下肢に繋がる神経への
刺激が入り痛みを感じさせたのでは?というのが今回の判断です。
 
腰部の一ヶ所へアプローチして、この痛みは解消しました。
 
 

散歩中に見掛ける『歪み』表記に思う事・・・

 
このケースでは身体機能のチェックをしていなければ原因に気付けません。
『背骨の歪みが・・・』『骨盤の歪みが・・・』と気にするのは施術者、受け手の自由ですが、
骨単体では動かない、姿勢を維持できない事を考えたら、そこだけに注目する・注目させる
のはナンセンスだと思います。
 
 

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