月別: 2016年10月

筋膜・Fascia pt2 筋膜リリースについて

断面とザックリした構成がpt1でした。
今回は筋膜リリースについて

『筋膜リリース』という言葉・ツールが溢れています。
フォームローラーやボールでコロコロすることを
筋膜リリースと呼んでいますが、体内で何が起きているのでしょうか??
 
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筋膜リリースで何が起きているの??

 
リリースとは、広義の捉え方では「感覚を変えること」です。
筋膜リリースとしてよく書かれているのは、筋膜の萎縮・癒着をとる
とあるので、ここでは構造的な変化をもたらすことと解釈します。
 
確かにコロコロしているとコリがほぐされた感じがして、事後には関節可動域が広がり動き易くなります。
所謂、筋膜の萎縮・癒着が解消されているか?といえば・・・されていません。
広義の意味で感覚は変わっているのでリリースとはいえますが、
萎縮・癒着がとれるなどの構造的な変化はないといわれています。
 
徒手による圧に関してもいえる話ですが、強圧が好きな方は注意!
マッサージ感覚でゴリゴリと強圧をかける方がいらっしゃるようですが、
逆に固い組織を作る原因となるので全くの逆効果です。
 ↓↓
心地良いからで行うのは止めませんが、良くはないです。

 
 
筋膜リリースといわれていますが、実際にアプローチしているのはファッシアです。
ここにコロコロと刺激を加えることで、ファッシア内の固有感覚受容器と呼ばれる
刺激を感知するセンサーが圧といった刺激を感知することで感覚を変化させている
といわれています。
 
更に続きもありますが、細かい話はやめておきます。
 
 
また、固有受容器と呼ばれる体内のセンサーには、振動を感知するものもあります。
圧・振動とかけるツールがあるのはそのためです。


 
また、『筋膜はがし』とリリースを直訳して『はがす』としたものがありますが、
組織がはがれることはありません。学んでいく中で誤解を生む表現だと言われており、
私自身も何でも直訳すればいいのか?と違和感を感じています。
 
学びに伺う度に細かいところでも情報は変化しています。
上記した情報は来年には変更されているかもしれません。
それくらいにFasciaはまだまだ未知の組織です。
 
 

【余談】歪みについて

 
『歪み』は必要以上に不安をあおる表現だと認識しているので使いません。
 (営業的には必要な表現なのかもしれませんが、性に合いません。)
身体の歪み、骨盤の歪みという表記にもいえますが、変形をイメージさせるからです。
身体が骨格の変位で歪んでみえると言われますが・・・左右対称に近づけるといえても
厳密には左右の筋力差・骨格の形状からも完全な左右対称には出来ませんよね。
 ↓↓
当店では、左右で偏り過ぎた動きを整えていくイメージで施術をしています。
使い易さの偏りを減らして、刺激の入り方を揃えていく感じでしょうか。
結果としては、歪みを矯正していく事には繋がりますし、動かしやすくなります。
とはいえ、利き手・利き足はあるので、どこまでするか?ということはあります。
 
 
筋膜に関しても同じですが、様々なHPを見ていて思いましたが
筋膜の歪み??しわ??状態のイメージが湧かないです。
基質部分は粘体なので、しわが出来ないのでは??とも思います。
肥厚、高密度、線維化などの変性について教わっていますが、
歪むことは聞いたことがありません。
 
NGである事を伝える術として『歪み』といった表現は楽なのかもしれませんが、
状態を説明できないから、『歪み』という表現に転換しているようにしか思えません。

2017.9.15追記
先日、受講した理学療法士さんのセミナーで骨盤帯の評価から施術のデモがありました。
 
〇〇だから〇〇の可動性が低下する。
△△の影響をうけて△△が△△に変位する
 
とその説明が運動連鎖を絡めて簡潔でスマートにまとめられていました。
機能解剖学・運動学の復習と実践をしないと!と痛感しました。
普段から私は使いませんが、歪みと誤魔化すのではなく、
 
●現状がどんな状態なのか?
●問題はなぜ起きているのか?
 
をより的確に説明して、何をするのか?までがスマートに伝わる重要性を
分かっているつもりで中途半端で止まっている事が判ったのが今回の成果のひとつでしょう。
先日から読んでいる本にあった内容と絡めて、学びの在り方も大分変ってきています。
 
 

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筋膜・Fascia pt1 皮膚の断面では筋膜・Fasciaはどこでしょう?

「筋膜」
TV、雑誌で目にしたことがある方も多いでしょう。
筋膜リリースをするためのツールも多く見られます。
 
 
まず今広まっている「筋膜」は「Fascia」を直訳した言葉です。
「動き」を中心に使われる事が多く「筋膜」と訳されることが多いからか
筋膜で全て訳されるようです。筋肉を巻いている膜=myofasciaです。
Fascia(ファッシア)=「膜」と訳すのが正しいのでは?と文献もあります。
最初、筋膜と書きましたが混在してしまうので、記載はFasciaまたはファッシア
とします。
 
訳として胸腰筋膜など筋膜として訳されている言葉は筋膜を用います。
筋肉に関していない組織が筋膜になるよりはややこしくないかなと。。
 
2016年以降に勉強会に参加、情報を集めたりとする中で
メインに学んでいるのが「Fascia」に関することです。
神経・血管といった組織にも関連するので重要な組織です。
 
 

Fascia と 筋膜(筋外膜)

 
Fasciaは、皮膚の断面図では、皮膚と筋肉の間にある層です。
 
fascia
 http://www.i-l-fitness-jp.com/comment/sa/se-superficial-fascia.htmlより
 
「結合組織 細胞外マトリックス」と呼ばれる組織に相当します。
ざっくりと皮膚と筋肉、皮膚と内臓を分けている部分です。
主にコラーゲン、エラスチン、糖タンパクで構成されています。
 
画像ではdermis:真皮 と muscle:筋肉の間とイメージいただければ・・・
ただ筋内膜・筋周膜と筋肉内にもFasciaはあるので・・・定義が分かりづらい今日この頃です。
 
Epimysium が筋外膜・・・筋肉の外側を覆う膜⇒筋膜です。
 
 

Fascia と 筋膜(筋外膜)への当店でのリリースについて

 
Fascia、靭帯、関節包などに対応したリリース技術がありますが、
関節包・靭帯といった固い組織へのものは比較的痛みを伴うことが多いです。
 ※必要な方には説明の上提供しています。
 
Fasciaへのアプローチで痛みが強い方もおられますが、これは動作を繰り返し行う事で
負担がかかる部位に力・熱がかかることで組織の状態が変わっている事が原因です。
 
※同じ部位でも負担のかかり方が変わるので、左右でも痛みの感じ方は異なります。
 
イメージ的な話となりますが、基質の流動性・組織の滑走性を良くすることを
主な目的としてリリースを行っています。
 
何かを良くするといった目的もなくザーッと全身ほぐしてもらうのではなく、
目的を明確にして身体を変えていく提供しています。
 
 

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当店の『良い姿勢』の考え方

猫背 背骨 姿勢
 
教科書のように整った姿勢は、

・外観・・・美しい見た目、
・機能・・・身体にかかる負担を減らす、

とあなたにとってメリットがあると思わせるものです。
とはいえ、理想的な姿勢は誰もが同じでしょうか?
骨の形・筋肉のつき方、動作のクセが人それぞれ異なるので、
理想的な姿勢も各々で異なるはずです。
 
以前は背骨のカーブの数によって腰にかかる負担が減ることから、
理想的な形を作ることが正しいと躍起になった時期もありました。
しかし、理想的な形に整えるのは、整えた後の維持を考えると
整えるだけでは無意味ではないか?と思うようになりました。
 
そこで維持するための筋力・柔軟性をつける必要がある
 ↓
・セルフケア・トレーニングの知識をつけよう!
・ストレッチをして筋肉が固まりにくい状況をつくろう!

といった考えから学びを進めました。
 
 
時は経って現在・・・
身体に関する考え方がセミナー講師の先生、学びの影響があり
かなり変わってきています。
 
人間の身体は細かく見ると左右非対称です。
特定の運動・偏位があると安定しやすいと記載された文献もあります。
ネジれの方向によって背筋が伸ばしやすい、猫背になるなど・・・
様々な筋肉が各々の部位をネジったり、傾けたりする中で
全ての組織をニュートラルな状態にしても非対称なのです。
 
 

姿勢はどう作られるか?

 
姿勢は、CNS(中枢神経系…脳・脊髄)が感覚情報に合わせて自動的に調整し、
適正な状態に維持されています。
バランスは重心を維持して特に下半身の機能にとって非常に重要な要素です。
目や耳、固有感覚受容器(身体のセンサ)からの情報はCNS(中枢)へ送られて
身体のバランスを取るために必要な筋肉を動かします。
 
この時、適切な筋肉が働いていれば、極端な猫背になったり、肩が前に出たり
と問題が起きず外観に極端に悪くないはずです。逆に働いていなければ、
腕が挙がりにくい・背中が張るといった違和感を感じてしまいます。
 
 

当店での姿勢をみる指標

 
では、良い姿勢は何を指標するのでしょうか?
外観・機能と問題が無いのは指標にならないのでしょうか?
静止状態であっても身体を支えるために筋肉は働いています。
それと「動く」という前提ありきでは
 

●姿勢を維持するのに無駄に力が入らないこと
●関節可動域が適正であること
●適正に力が発揮できること

 
が現状の必要な条件と考えています。
 
答えになっていないかもしれませんが、過ごし易い・動かし易い身体であること
という意味合いで捉えていただければと思います。
 
 

機能神経学を学び始めて

 2018.9.8追記
 
8月より『機能神経学』を学び始めました。
今後は『脳活動・脳幹活動』も意識して施術・提案していきます。
より全体を俯瞰したような施術に移行していきます。
 
単純に『歪みを整えます』『ほぐします』といった施術から
益々離れていきます。『歪み』とされる『サブラクゼーション』を
施術しない訳でもありませんが、施術する意味合いが全く違います。

 
前述した3つの必要条件を満たす事は勿論ですが、『歪み』の解釈が
ここ1年で変わりました。今回の受講で決定的になったので、背骨への
アプローチも変わっていきます。
 
この辺りは施術する時に必要に応じてお伝えしています。
※セルフケアの提案もまた変わってきています。
 
 

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動き・動作pt3 身体の動きは適切ですか?

身体は「ねじれ」「傾き」ありきでバランスをとっています。
 
骨の形状、内臓の位置など、内部が既に左右非対称です。

理想的な教科書に書いたような姿勢で維持することもできません。
理想的な状態を作るのも困難ですが、維持する方が難しいでしょう。

姿勢を正す → 負担が減る → 痛みも減る → 楽
と学びの浅さから短絡的に捉えていた時期がありましたが、
今年P-NM法を学びながら、身体に対する考え方が変わってきました。

現在は「動きが適切か?」もコンセプトに挙げています。
以前、股関節の動きで関節可動域を図示しました。
この関節可動域(ROM)が適正でない場合、
動きを補うために代償動作が起きます。

股関節の内旋・外旋が足りなければ、腰を捩じろうとして
元々1~2°しかない可動域の腰椎を無理に捩じってしまい
腰部に負担がかかります。
股関節の動き-1

股関節の屈曲(腿上げ)も90°、骨盤の屈曲も合わさり125°と大きな動きがあります。
これも足りなければ腰椎に負担をかけます。
股関節の動き-2

この負担をかけないために適正な可動域を保持する必要があります。
 
可動域を狭めている原因は人によって違います。
原因を特定せずに適当にほぐして可動域を確保します・・・では、
余計なことをして可動域は確保できず、変な固さをつくってしまう場合もあります。
評価の大切さを改めて感じたのは10月に受講したNKT Lv1セミナーでした。
 
トレーニング・リリースは大切ですが、抑制された筋肉を鍛えても使えなければ、
意味がありません。
促通された筋肉を特定せずに緩めても、抑制された筋肉は促通されません。
『筋肉の関係性を特定し、筋肉の働きが適正であること』
を基準の一つに姿勢や動きを考えています。
 
 

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身体の検査・評価について

過去の団体で学んだ技術は静止状態のみで身体をみていました。
しかし、人間はほぼ動的な状態です。静止姿勢のみでなく
動き・動作の適正化の必要性を感じ、様々な学びの場へ足を運んでいます。
 
実際、現在使っているのROM検査、整形外科的検査、FMT・NKTなどの
検査・評価を取り入れてからは、関節の動きだけでなく、動きに応じて
適正に力が入っているか?などの視点が加わり、より快適な状態を
提供できていると感じています。
 
 

動きを妨げる要因に何があるか??

  
(直訳すると筋膜とされる)Fascia(ファッシア)・筋肉・靭帯といった組織が
 
・どのように動きを変化させているか?
・どの動きを制限しているか?
 
を明確にさせる必要があります。
これらが隣接する関節の感覚を変化させて、前後左右の傾き・
ねじれ、動きのエラーをつくっています。

 
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身体の歪みについて思う事

 
よく「骨盤が歪んでますね〜」「骨盤の動きが悪いですね〜」
と言われたとクライアントからお伺いします。
正直なところ、検査が単純に雑だという印象しか受けませんし、
ただ「悪い」と伝えて通わせるための営業トークでしか思えません。
 
※骨が歪む(=変形する)訳ではなく、筋肉・靭帯のバランスでねじれたり・傾いたり
 と身体の深部感覚が変化した結果なので、歪みという表現を私は使いません。
 また、骨の形状は人それぞれ異なり、同じ姿勢・骨格の位置を提案するのは無理があります。
 
パーフェクトボディといった夢のような話は提案できませんが、
より整った身体を目指すためのキッカケにはなれるかもしれません。
 
nkt
 
先週末、前述したNKT(筋肉の出力を検査する手法)を学びました。
従来は股関節、胸郭の回旋に関わる筋肉の検査といった要素で用いていましたが、
今後は力の入り方を書き換えることも加えて、運動制御の検査を全身で取り入れていきます。
まだまだレベルアップは止まりません。
 
 

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姿勢 身体は左右非対称ですが、崩さないための努力は必要です

バランスは細かく見ていくとキリがありません。
呼吸・発達といった流行の分野でも様々なコンセプトがあり、
元々、左右非対称だから・・・とトレーニングの在り方を見直そうと
するものもあります。トレーニングの在り方もありますが、
身体が左右非対称だという部分は内臓からも明らかです。
厳密には骨の形も左右非対称といわれています。
 

当店での姿勢見直しについて

 
どんな治療家・トレーナー・医療従事者も何らかの基準をもって
治療、トレーニングにあたっています。

当店では、ザックリですが下記のものを基準に見直しています。
様々なケースで原因を絞り込むために評価手法は増やしていきます。
 
1)呼気・吸気の胸・腹の動きの検査
  腹圧が入るのか?のチェック

2)筋出力が適正か? NKTを用いた相互抑制関係

3)各部位の関節可動域
 ・・・様々な検査・評価があります。
 
 

ゴールをどこに置くのか?

 
本題に戻って、バランスがどんな状態で取れたといえるのか?は
評価の在り方、求める姿、コンセプトによっても異なります。
上記の理由からも左右対称のパーフェクトボディはありえません。
提供できたとしても、機能的な理由で早い段階から崩れるでしょう。
元々支えていた筋肉のバランスも崩れていますし、
整えたから支える筋肉まで左右均等に整う訳ではないでしょう。
 
まずゴールが完璧な左右対称ではないことを知ったうえで
より均整な身体を目指すのはありだと思います。
今までにも「Perfect Bodyを」といわれることがありましたので、
「ちょっと落ち着きましょう!」という意味合いで今回の投稿でした。
 
 

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7周年

本日7周年を迎えることが出来ました。
これもひとえに皆様方のご支援ご厚情の賜物と
心より感謝しております
今後ともこれまで同様のご支援ご指導を賜わりたく
ひとえにお願い申し上げる次第です
 
 
先月のセミナーで、
『Science、Philosophy、Artが欠けずに
在ることが大切だ』
とお話がありました。

Science・・・科学:身体の変化
Philosophy・・・哲学
Art・・・技の練達

pas
 
開業以来、Philosophyは曲げずにやっていますが、
頑固・偏屈な私にも良い意味で柔軟性が出てきました。
この変化なしで下記2つの進化はなかったので。
思い込みの呪縛から解かれたのかもしれません。
 
Science、Artの変化は大きく
今年から精力的に学びの場に足を運び、
進歩のために動いて、未知の領域を歩きはじめ、
徐々に開拓しています。
今後、提供したい方向性がおぼろげながら
見えてきたように感じています。
 
やはり身体は繊細で奥が深いです。
動き始めて感じるのは、学びの楽しさ
貢献の領域が広がることへの嬉しさです。
 
今後もより学んだ知識を知恵へと昇華し
より過ごし易い身体になっていただけるように
皆様が「身」体が「美」しく動かせるように
より高いレベルに上記3点をバランスよく高めていきます。
 
 
今後とも相変わらぬご支援 ご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
 
 
早速ですが、今週末は大阪で検査技術の研修参加のため
10/9、10は休業いたします。
ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。
 
 

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肩関節の動きが悪い

手を上げると言いますが、
 
 

手を上げる4つの動作

 
肩関節の動きには6種類あります。


 
その中でも、気を付けの状態から腕を上げる動作は

・前から振り上げる(図中 Flexion)
・後ろから振り上げる(図中 extenion(+Lateral Rotation))
・外回しで振り上げる(図中 Abdction)
・内回しで振り上げる(図中 Addction)
 
と少なくとも4種類の上げ方があります。
上図は肩関節のみの動きを示した図ですが、腕の動作には肩甲骨の動作も
含まれて、耳に腕が振れるまで上げることが可能になります。
 
日常的には、

・歩く時に腕を前後に振る
・高いところの物を取る
・髪の毛を洗う

といった場合でしか肩よりも高いところに腕を上げる事はないかと思います。
日常的にラジオ体操をしていれば上げる機会はありますが、
職場でする機会でもなければ、なかなかする機会はないでしょう。
 
今回は、ラジオ体操の深呼吸を反対からするように
腕を横から上げてい(外転)動作において肩関節だけに注目
した場合を書いてみます。
 
 

動きが悪い場合

 

 
正常に機能していると、肩関節が120°+肩甲骨が60°=180°
肩が外転して腕が耳につきます。
 
●動きが悪い場合に起こりえる事
 

・肩関節が固まっていて、腕が挙がる代わりに肩が持上る
 →可動域がかなり少ない。固まっている

・肩の関節の動きが悪く、早い段階で肩甲骨が回り出す
 →可動域が少ない。動きとしては問題ない。

・腕が水平に挙がった辺りからカクンと前に出てしまう
 →運動方向が変わっている。関節・動きの問題

 
といった違和感・動きにくさが起こることがあります。
関節が狭くなり、関節可動域が狭くなるのが一般的なイメージです。
では、関節を広げましょう!といいたいところですが、
「何が原因か?」をちゃんと調べましょう!と評価する事が大切です。
 
 

肩関節なぜ引っ掛かるか?

 
猫背になると、肩甲骨が外側にズレて、肩関節に覆い被さる感じになります。
この時、肩甲骨が上腕骨(二の腕の骨)の骨頭を後ろから前へ押し出します。
結果、巻き肩・肩が前に出てくる、といった状態になってしまいます。

※この時に肩甲骨が前傾していると、より引っ掛かりが強くなります。
様々な筋肉が伸縮して姿勢を形成していて、これは個人差があります。
Aさん、Bさんが同じ理由で肩の動きに引っ掛かりがある訳ではありません。
ストレッチしても変わらないケースが多いので、気になったら専門家に
頼るのをお勧めしています。
 
内巻き肩
 
PC、スマホの影響でしょうか。。
四十肩といいますが、30前後でも症状が出る方もいらっしゃいます。
「スマホ首」なんて言葉ができるくらいですから、電子機器の影響が
強いのではないでしょうか。
昔は40、50で出ていた症状なので、通称として使われていますが、
現代では何歳が適正なんでしょうね?
 
また、呼吸で使われる深部の筋肉で作られる安定性も影響します。
 
 

投稿後記

 
5年ほど前に、60代後半の女性に「四十肩ですね」とお伝えしたら
「私の肩は40なの♪」と返答が・・・
思わず「七十肩です」と返すと「私はまだ60代よ!」と
そんな話をしたのが何気に懐かしくて書いてみました。
 
 

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噛み合せpt2 顔のネジれを作る筋肉

前回は、左右で同じように噛むことが大切だとお伝えしました。
 
下アゴ周りで噛み合せ・咬合に関する筋肉は136あり、
下顎が固定されているのは耳のあたりでここを中心に口が開きます。
 ※関節の位置は移動するので正確に円を描くようには開きません。
左右差があることで、左右の関節が動くタイミングが異なり、
前外側にズレるタイミングに左右差が起こります。

噛み砕くために側頭部を覆って上下のアゴを結ぶ「側頭筋」が使われます。
 
余談ですが
日本人は噛み切るよりも奥歯ですりつぶすのが得意だそうで、
奥歯ですりつぶすことで口の中で味わえるそうです。

Schoolboy Facing Model of Human Mouth --- Image by © Randy Faris/Corbis
Schoolboy Facing Model of Human Mouth — Image by © Randy Faris/Corbis

 
常に噛む側で側頭筋がガンバリ過ぎてしまい、顔を後ろに引っ張るようになります。
引っ張りは頭部の形まで影響することがあります。骨が歪んで・・・という話ではありません。
上から頭を見た時に片側だけ大きい、頬の肉付きに左右差が・・・と感じるのはネジれによるものです。
 
回旋なので、頭の片方が大きくなるだけではなく頭全体がネジれます。
が、正面を向くために対側へ回旋しようと首の筋肉縮みます。
常に首をネジる力かけながら正面を向く姿勢をとっている訳です。
 
この首をネジる力は胸郭・肩甲骨と伝わり全身へ及んでいくのです。
 
「首の骨の歪みが・・・」と言われますが、歪みが問題なのか?日常習慣が問題なのか?
根本解決といわれますが、何が根本なのか?
改めて考えるキッカケになる学びです。技術もまだまだ研ぎ続けます。
 
 

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