股関節の動きの種類、代償についてpt1、pt2で記載しました。
では、動きを確保したい、代償をなくしたい
と思う方が多いと思いますが、
それ以前に股関節の土台が適正か?を知る必要があります。
股関節を動かすために様々な筋肉が使われ、
また安定・固定するための靭帯・筋肉も沢山あります。
その中のひとつに骨盤底筋群があります。
妊娠・出産でヨガに通われた方はここを意識してと
言われた経験から名前を聞いたことがあると思います。
【重要】骨盤底筋群は位置が股間になるので、ここへアプローチはしません。
この筋肉は呼吸で息を吐く時に最初のキッカケを作る筋肉です。
その一部に括約筋といって、排尿、排便の我慢する・出ないように締める機能もあります。
『ERIT Projectさんのこちらの記事』ではアメリカでは専門資格もあるそうです。
また浸透していないのか、需要と供給のバランスが悪く資格者は引く手あまただそうです。
骨盤底筋群そのものに対してのアプローチはありませんが、
呼吸に関する筋肉の関係性が適正化することで対応したと解釈しています。
一般的な吸う・吐くで使う筋肉の関係性の見直しをしています。
呼吸に関係する筋肉はインナーコアと呼ばれたり、姿勢に関する筋肉だったりと
身体を支えていく上で重要なものが多いです。
最近、文献・Webに目を通す中でも、呼吸・体感周りに特に興味を持っていますが、
呼吸といっても単調な動作を繰り返すだけでなく、状況に応じて変化があり
変化に対応できるニュートラルな状態を作ることが大切だと解釈しています。
先日も腰痛のあるクライアントに
股関節の動きを呼吸介入する前後でチェックしました。
呼吸機能への介入後では、股関節の動きスムーズになり
立った時の腰周りの安定性も良くなったと感想をいただきました。
色々なアプローチがある中のひとつとして呼吸への介入は
更に深めていきたいと思ったのと、股関節の基礎となる筋肉が
一緒だったので書いてみました。
今も深めるために座学で学び中です。