今日も姿勢について考えてみました。
目的は人それぞれですが、どこまで整えたいのか?
何を優先したいのか?も人それぞれです。
簡潔にまとめると、
・特定のスポーツで動きやすくなりたいのか?
・どんな動きも偏りなくしたいのか?
・左右均等に近づけたいのか?
何を最終的な目標と考えていますか?という話です。
運動の観点からも、姿勢が正しければ
力が効率的に伝えられるとも言われます。
左右のバランスとも言われますが、一方で何をどこまで
許容するの?といった観点も必要です。
骨格の左右差はありますし、競技によってどこまで使い方・動作を
揃えられるのかは考えておく必要はあるでしょう。
高いパフォーマンス=正しい姿勢 かというと・・・
必ずしも結び付くわけではありません。
野球やゴルフなどの片側へ回旋する動作を多く行うスポーツでは
力発揮の偏りから機能的な側弯が起こるといわれています。
これは特性上必然ですが、傍から見たら悪姿勢ですよね??
では、パフォーマンスが低いか??というと、成果が出ていて、
満足するパフォーマンスが出ていれば問題は無いと考える
方もいるでしょう。。
ただし、何を優先するか?は考える必要はあると考えます。
アスリートで競技の成績重視なら、高いパフォーマンス維持しつつ
修正・補強を考える必要もあるでしょう。
昔、社交ダンスの先生をみさせていただいた時に、
「肩の形を変えないで肩こりだけ何とかして欲しい」とダンス重視の
要望をされたこともあります。スポーツだけでなく表現者においても
優先する事項はあります。
一般の方ならどうでしょうか??
〇身体のバランスを維持しつつ楽しめれば良いのか?
◎見た目、スポーツのどちらをとりますか?という話です
(極論ですけどね。)
自身での判断が肝になるように思います。
当店では判断に合わせた内容を提案・提供させていただきます。
日常的に悪姿勢をどこまで問題と捉えるか?も人それぞれです。
ただ、よく様々な店舗で書かれているような『悪姿勢=痛み』
と直結させるのは些か無理があります。腰の折れまがった方でも
痛みのない方はいらっしゃいますし、私も猫背ですが痛みはありません。
これも上記の運動の観点と同様に、どこまで許容するか?の判断
その方の望まれる状態と現状評価の結果と照らし合わせが
必要です。
現状が正しいと脳が補正しながら整えていくので、
自分では現状を良しと捉えていますが、
筋肉が緊張して背骨の動きが少なくなってしまう。
●育児で長時間の抱っこで巻き肩がクセになってしまい、
肩の動きが悪くなった。
といったケースも多くあります。
現状に問題がある?と思うキッカケが痛みである事が多いので、
痛みが無い場合は問題として捉えられない事が多いです。
多くの方が『痛み=問題』、『代償動作・動きの問題=異常なし』と
捉えているからです。
姿勢だけならば脳の認識に応じて補正されます。現状の姿勢はあなたが
良くも悪くも作り上げた形です。
姿勢改善を望むのならば、生活動作を見直すのも必要でしょうし、
まずは身体の認識・動きを修正する必要もあります。
これは自身で感覚の修正は出来ないからです。少なくとも
ツールを使う・専門家を頼るなど何かしらの対応は必要です。
まずは自分では気付けない問題を知ること、認識すること
が何よりも大切です。そろそろ痛みを起こしにくくするための
身体作りをはじめませんか?