『体幹を安定させる』ために
『体幹トレーニングを!』と
なっている方がチラホラと…
昔、来店されていた方も
お子さんのトレーニングに
『プランク』をはじめとした
体幹を固定させるための
トレーニングを主にさせて
いたようです。
(その頃は知見も少なく、
部活動のために色々と
調べているな程度の
考えでした)
今では、一般的になり
小学生にも体幹トレーニ
ングをなんて話を伺う
事もあります。
やりたい事を中心に情報
を集めてしまいます。
不都合を感じる情報は
耳を塞ぎがちです。
耳を塞いだ情報こそ
必要なのかもしれません。
そんな今回の投稿です。
『鍛える』事が目的なら
スルーで構いませんが、
体幹トレを何かに繋げて
いきたいと思っているなら、
ちょっと寄り道を・・・
施術前に検査していると
→ゴルフ・野球のように
体幹を回す方向が固定
されていると余計に
●筋肉の作用する方向の変化
→近接する筋肉の影響
で起きる出力低下
●局所的に負担がかかっている
→動作の偏りで負担の
かかる部位はある程度
決まってくる
といった問題が
体幹で抱える方がチラホラ…
このまま何もせず鍛えると
どうなるでしょう??
●動きの偏りを助長する
●負担をより掛けてしまう
などが予想できます。
不均衡な状態がより強まる
事もあるでしょう。
各々の筋肉が力発揮され、
動作に偏りがないのが
『使える』のでは?
ただ、競技特性によって
意図的に作っている事も
あるでしょう。
アスリート・何かのプロ
以外ではお会いした事は
ありませんが…
普通、偏りの強さは身体を
壊す危険性を高めているだけ
に思えます。
●体幹を固定するための
トレーニングが必要か?
●その後に何をしたいか?
を考える必要があると思います。
固定したままで行うスポーツは
無いので、動きを作るため
ならば、私は不要だと思います。
ただ、安定させる為に流れの
一つとして行う場合はアリ
だとは思います。
闇雲に……はやめましょう。
ただ、『必要か?』を考えずに
続けている方もいるでしょう。
また、必要と判断して、分かった
うえで続けている方もいるでしょう。
まずは『それが必要か?』を考える
ことが大切だと思います。
EMSで鍛える・・・
というのも楽して鍛えられません。
廃用している場合は有効ですが、
日常生活が送れていれば
そこまでの効果は見込めないでしょう。
屈曲-伸展、左回旋-右回旋、
左側屈-右側屈といった
動きを観察し、
問題をピックアップしていく。
制限因子に対してアプローチし、
問題を取り除く。
対抗する動作がやり易い場合、
筋肉の相互関係を見直して
やり難い動作をやり易くする
必要があると考えています。
どんな動きにも対応できること、
偏りなく動けることを
ニュートラルな状態とするなら、
そこを目的にしています。
筋肉の使われ方の偏りを減らし、
ニュートラルな身体をつくって
いきませんか?