Blog Post

施術例pt4 40代男性(私) 噛合せと頭痛

施術例pt4 40代男性(私) 噛合せと頭痛

右目奥の頭痛

 
現在、歯科に通っています。
前回まで2回×2週で歯石除去でした。
コロナ禍に入った当初、何かで歯科では無防備になると
聞いた記憶があって、足が遠のいて気付けば3年。。
かなり汚かったようで、歯石除去も4回に分けないと
終わらないレベルでしたorz
 
虫歯を削って詰め物をした後、歯石除去を行い
本格的に金歯を被せていく流れでの歯科治療。
 

 
歯科に通うまで・通院中に右肩に痛み・右目奥の頭痛
がありました。
丁度、噛むのに使う筋肉の働きを正した事で頭痛が
大幅に解消した方がおられたを思い出し、
可能な範囲でセルフケアをした話を書いてみます。
 
※これは私の体験談で右目奥の頭痛全てに
当てはまる訳ではありません。
 
 

背景と経緯

 

●右側の首の付け根の痛みが引かない。
 →ケアしたら一時的に痛みは引く

それらを感じる中での
 
●左上の奥歯に違和感
 →歯科へ、深めの虫歯が1本
 →虫歯を削って、詰め物を少し低めに入れる
 →4回に分けての歯石除去

治療に入ってから
●右目奥から右眼球の外側を引くような痛み
 
歯の話を入れているのは、反対側で噛むよう
指示があった後から目の奥・首の付け根の痛みが
強まったように感じたからです。
※治療中の歯の保護には必要です。片噛みをさせた
 事を否定する話ではありません。

 
 

元々、感じていた身体の違和感

 

●過去にも自身の身体についての投稿をしています。
左足のアキレス腱損傷・前十字靭帯損傷と受傷し、
感覚低下?、筋力低下?はあります。
 →左足底感覚の低下
 
●歩くための推進力が足りないので、
より右足で蹴って進めるようなイメージで
右ふくらはぎの張りは常にあります。
 →右斜め後ろに傾いているような感覚

●よく見掛ける『骨格の歪み』ではなく
 筋肉の活動性の高低によって
 身体の捩じれ感を常に感じている

 
何れも運動習慣が減ったことも一因です。
少しずつ左右差を減らしていくよう
ケアとエクササイズを取り入れています。
 
 

評価・ケアとして

 
最初は右肩周辺のストレッチや何やとしていました。
ただ全く状況が変わらないので、セルフで評価を
する事にしました。
 
最初は肋骨から頭頚部に伸びる斜角筋を疑いまして
頭部の回旋、屈曲伸展といった動作を行いつつ
どの方向がやり易い・やり難いと確認しました。
 ↓
左に捩じり易いが最後に右首付け根に引っ張られる痛み
→回旋方向の斜角筋が縮むので右斜角筋は収縮傾向にない。
→ここはストレッチの必要なしと判断
 
胸郭周辺
 
右腕にも違和感があったので、
肩・肘・手首と自分で確認の出来る範囲で
調べてみるも偏りはあるも大きな問題無し
 
と順に調べながら、ふと・・・
そういえば、左右どちらで噛んでいるだろう?と
最近の施術例を思い出しました。
 

Schoolboy Facing Model of Human Mouth — Image by © Randy Faris/Corbis

 
その方は電話の受話器を頭と肩で挟みながら
通話しながらパソコンで入力作業をしており、
下顎の骨の位置覚、周囲の筋肉の働きが変化して
頭痛・首肩の張りが出ていました。
咬合に関連する筋肉でも活動性の高いものの
働きを抑えたら頭痛・肩の張りが減ったケースでした。
 
その方と同様に右側の筋肉の働きを抑えたところ
首の付け根の痛み・張りはほぼ解消しました。
目の奥の痛みは噛合せが変わったこと、
咬合に関する筋による頭部の右回旋が起こる事で
頸部は左回旋気味になり、
目が右を向く事によって起きていました。
これも目を右に動かす筋肉の働きを抑えたところ
ほぼほぼ痛みは消失しました。
 
私の右目の奥の痛みへのケアについてまとめました。
頭痛に関しては病院案件もあるので、安易に
「ケアしましょう」とは言えません。
『今回のように筋骨格系が関わるケースもある』
程度に解釈しています。
 
 

まとめ

 
噛合せの大切さは2015年に受講したセミナーから
重々承知しつつも歯科治療中の片噛みは仕方ありません。
ただ他部位に影響が出てしまうようなら身体のケアも
必要だと思います。
(私は今回の経験から思い知りました。)
 
と書く一方で口腔内は歯科医の領域です。
口腔外の筋肉の働きを見直すことで補助的なケア
を行っていると解釈いただければと思います。
 
今回のケースも口周りをほぐせば良いのではなく、
全身評価して他部位の状況も把握した上で
必要な施術をすることが大切です。
(セルフだと出来ない評価もあるので、今回は
 経験・知識から予測して行っています。)
 
 
昨今、SNS動画を中心に『〇〇すれば良くなる』と
いった動画があふれています。
評価・エクササイズもセルフで出来る限界はありますし、
『〇〇が悪い→△△をすれば良い』と直結させて
原因を特定したケアは出来ません。
今回のケースでも自分の既往歴・ヒストリーなどを
自分で分かっているから、それを追いながら
可能な範囲で把握して、周辺を予測してケアしています。
現状を改善していくためには、現状把握することが
何よりの近道です。
安易に『〇〇すれば良い』に飛びつかない事も大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Related Posts