移転してから町内会の行事などで
内容について伺われる事があります。
「マッサージをしてくれるのか?」
が年配の方々からの質問の恒例です。
「マッサージはしませんよ」
とお答えしていますが、
「マッサージ出来ひんのや」
と言われて終わる、一連の流れが
出来上がっています。
今まで学んできた流れで
『当店では必要ない』と私が判断して
提供内容を選んだ結果だけなので、
マッサージが好きな方は受ければ良いと思います。
● ツラいタイミングで少し楽になれば良い
● 受けながら寝たい
方はリラクゼーションサロン、マッサージ店に
行く事をお勧めします。
当店では希望に沿う提供はしていません。
肩こりでよく取り上げられる筋肉として
僧帽筋があります。
図中の Trapezius です。
この筋肉は上部・中部・下部と分けられ
主に上部が肩こりで取り上げられます。
『筋肉をほぐせば良い』とほぐしたら
どうなるでしょうか?
楽になって効果が長続きするケースもあれば
帰ったら元通りというのもあるでしょう。
これは身体の状態によって変わってきます。
働きを抑えて楽になる。
× 抑制されている場合はほぐしたら
逆効果でよりダルくなる。
面倒と思われても、現状を調べるのは
効果の無いアプローチを避け、
より効果的なアプローチを提供するためです。
調べたうえで必要なアプローチで理にかなって
いれば受ける技術は何でも良いと思います。
たまたま私はより細かく提供したいと思い、
関節・Fascia・神経といった観点を学んで
人それぞれに合わせたアプローチを提供して
います。
理学療法でも取り上げられるUpper crossed syndrome
上部交差症候群と言われる状態の方は
筋出力テストの結果に依ってアプローチは異なりますが
肩・胸の筋肉の働きを抑制する事で対応する事があります。
~https://fletcherchiropracticllc.com/より~
Tightが働き易い、weakが働きにくい筋肉とイメージ
して頂ければ、首の付け根や首前側が弱く、
首背部、胸が強く働いている事が分かると思います。
とはいえ、菱形筋Rhomboid と
肩甲挙筋levator Scapula ,
僧帽筋上部Upper Trap
は重なり合っているので、
単純にほぐすと何を抑制するのか?
が対象が明確にならない可能性があります。
この関係も人によって見直す対象が異なるので、
単純に「この姿勢の方は○○筋を抑制」と固定された
アプローチにはならないでしょう。
必要な抑制を行い『ココをほぐして・・・』の要望には
お応えしていません。
結果的に楽になる方を選んでいます。
当店の考える『楽』と『受ける方がその時に心地良い』は
必ずしも一致しません。場合によっては、
肩をほぐす事なく終わるので「ここをほぐして欲しい」
と考えて来店されるなら、他店をご利用くださいませ。
また、肩甲骨はがしもしませんが、
肩甲骨周りの違和感も同様に筋肉の働きを検査して
必用に応じたアプローチから動きや違和感を解消し
楽な状態へ導いていきます。