機能神経学の小児ケアシリーズ⑵
2025/5/24,25
機能神経学の小児ケアシリーズ⑵を受講してきました。
Contents
受講に際して
前回の小児ケア⑴と同様に
Dr.Melilloが提供しているMelillo Methodを
Dr.Rinaudoがどのように臨床応用されているか?
を学ぶセミナーでした。

今迄の『小児発達サポート』の提供・提案を
どう修正・進化していくか?を目的に受講していますが、
今回もDr.Robert Melilloが訪豪された時に実際に評価された
動画を閲覧する貴重な機会に恵まれ、提供を改善していく良い機会になりました。
受講する度に思い知る基礎の大切さ
京都市内に限らず、私の地元の田舎でさえ放課後デイ
ではなく学童の中ではありますが
発達支援を行う施設があります。
当店のような整体・カイロプラクティックの分野でも
様々な団体・手法があり
「これをすれば良くなる」「これをすると良い」とされる
提案・エクササイズがSNSで紹介されています。
「これやってみて」と軽いノリでの提案が多く見られますが、
それが皆に必要か?皆に適切か?というと
必ずしもそうではないといえます。
様々な業種、多くの団体・施設で原始反射統合が掲げられて、
エクササイズ提案がされています。
例えば、発達に遅れがあると判断されたお子さんに
「このエクササイズが有効です」とは言えません。
どんな刺激が有効か?を評価から判断する必要があるからです。
評価だけで「原始反射が統合されている」とも言えません。
評価で残存が判断できない段階かもしれないからです。
その為にも判断する視野を広げることが必要だといえます。
また原始反射統合エクササイズを継続していても
評価の度に未統合・反応に変化無しと判断されてしまう。
それでも「エクササイズの継続が必要」と言われて
言われるまま継続している方も少なくないでしょう。
このようなケースでは、
単純にエクササイズを反復するだけでなく
脳部位の働き、神経の繋がりの知識を基にして
どこにどんな刺激が入れるか?を判断したうえで
刺激を加えてエクササイズを行う必要があります。
学べば学ぶほどに思い知る無知の知があります。
簡素化したものが全てではない

簡易的な機能が記載された図は多くありますが
これらは一部の抜粋ですし、神経の繋がりや部位の機能
といった事を知識として知らずに「〇〇は左/右」と
端的に判断することは出来ません。
以前、投稿しましたがDr.MelilloもそれをYoutubeで
語られています。なぜ簡略化されるとその解釈になるのか?
を神経の繋がりから理解する必要があります。
安直に評価の+/-の2択ではないともいえます。
当たり前のようで、こういった簡易的な内容しか
知らなければ提案以前に評価で何を判断しているか?
どうするのが良いか?の判断をする事も出来ない。
そのためには解剖生理、神経学の知識が必須です。
単純に「〇〇するにはこの評価、この対応」では
対応できないケースが必ず出て来ることを知るための
機会だったと振り返っています。
このセミナー受講前に新たなWebinar受講を決めましたが、
6月初めからその資料に目を通し、動画視聴しながら
「まだまだ安定した提供にするために知ることが沢山ある」
とWebinarを通じて新たに知った視覚・聴覚の情報だけでも
まだまだ上辺だけを知ろうとして、土台となる膨大な知識が
必要だと思い知らされています。
今回の受講から経験を振り返る
今回は評価の全貌を学びました。
昨年、別セミナーで教わった内容が省略されつつも
何の評価を行うのか?を評価票に基づいたもの。
前述したDr.Melilloの評価風景を拝見しながら
今迄の取組みが可能だったのはお子さんの
理解力があったからだと思い知りました。
中には年齢・理解力に応じて臨機応変に対応した
ケースも少なからずありましたが、そんなケースでは
親御さんの顔色をうかがってしまったり、
子供主導になってしまったりで
評価がうまく進まずに苦い思いをしていました。
そんなケースでどうするのか?を前回、今回と
目の当たりにしているのですが・・・
ここを乗り越える事が大きな課題と
受講しながら改めて痛感させられました。
評価を円滑に進めるために
保護者・お子さんと目的の共有が出来るのが
理想ですが、お子さんの理解力、保護者の心配
と事前の説明を怠って、自分が勝手に障壁を
設定していると捉えられるなとも感じました。
子供から「怖い」と思われてしまっては
何もさせてもらえませんし・・・
今迄に子供との信頼関係が得られたケースとして
現状・目的を親・子・私と3者で共有出来ていたものでした。
なぜ・何に取り組むのか?を知らずに親に強要されるより
目的を共有する方が子も取組むのでは?と
子供を尊重することが大切なように感じています。
エクササイズ継続に関して
ホームエクササイズを継続していくうえで
深刻である必要はないけれど、「やらなくても大丈夫」
「続かないから仕方ない」「取り組んでくれないから」
とならないために、他に何かアドバイス出来なかったか?
は常に頭を巡っています。
理解力があって、小学校高学年以上になると
自分が大丈夫・何もする必要がないと思っている
お子さんに「これをしよう」と言っても
「なぜしないといけないの?」と思われてしまいます。
私からお子さんに向けては
「困り事を減らすためにやってみない?」と
伝えるしかありません。
その困り事さえも親御さんとの話だけで終結して、
お子さんは私が困り事を知っていることを知らない。
お子さんへ情報無しの前提で伝える必要があるケースが
多くあり、信頼関係が作り難いと思う事も経験してきました。
このような場合、肝心な話を省略して伝えることとなり
お子さんのやる気に繋がりにくいように感じます。
(一番上手く継続出来たのは、親御さんが感極まって
話してしまい、私が知っている事がバレたケースでした。)
総括として
セミナー初日の最後、他受講生からの事前質問への
Dr.Rinaudoの回答に救われました。

今後も考え続けるのには変わりありませんが、
少なくとも同じ悩みを持っている方がいる事、
今迄、継続して欲しいからと実施していた事が
正解だった事・・・色々と思い巡らさせながら
ただ知識だけを得るだけでない受講となりました。
と投稿した2ヶ月先にはAdvanceの受講も控えていますし、
Dr.Melilloによる認定講座はハードルが高いのですが
訪豪された際の動画セミナーを取ろうと考えています。
対面セミナーを優先してなかなか受けられませんが・・・
