「まだ耐えれるから我慢した」 よく伺う話です。
我慢するのが良いのは、出費が一時的に減る事だけです。
実際には先延ばしすると、不具合は増えてしまうので、
全てを解消したいと思うと時間も費用も掛かります。
世間の認識は『数千円払えば、楽になって当然』かもしれません。
が、全てがリセット出来る技術ならば、かなりの安価だと思います。
治った!といわれるのも、一時的に身体の認識が変わっているだけで
問題全てが解消された訳ではありません。
でも、痛み以外に判断しようがない
それが受け手の本音なのでしょう。実際、痛みを感じなければ来店
されない方が多い現状もそれを示しているように思います。
ただ痛みだけが問題ではありません。
一昨年から学び直しをしていますが、その中でも呼吸は
デスクワークが多かったり、体幹の安定が取れなかったり
といった方に問題を見付けることが多いです。
姿勢を見直すときにもチェックする項目のひとつです。
そうは書いても、呼吸に正解がある訳ではないとは思います。
酸素を取り入れて生命維持活動が出来ているのだから、大きな意味では
問題はないともいえます。
問題と直結している要因が呼吸と関りがあるか?は考えています。
無理をして吸気をしないと自然に呼吸が出来ないならば、『努力性』の
強制的に吸う吐くをするような呼吸が普段から必要となっています。
それによって普段の呼吸で使われる筋肉が変わってしまい、その筋肉が
優位に働いてしまう。逆に働きにくい筋肉も出てきます。
呼吸については様々な文献があり、深呼吸の良し悪しもいわれます。
日常的には深呼吸は不要ですが、様々な場面に応じて吸気できる身体で
あることは必要です。
歯科医ではないので、口腔外の検査・アプローチしか出来ません。
片方でしか噛めないといった『噛み癖』は全身へ影響を及ぼします。
ただ噛む動作は無意識で行われるので、知らず知らず右だけ、左だけ
で噛んでしまいます。
無意識を意識してもなかなか変えられません。治療中などは顕著に首・肩に
影響が出ることもあります。かといって噛み方は変えられないので、首・肩
にアプローチをしてもすぐに戻ります。それを緩和させるといったイメージ
ではありますが、対応しています。
今回は痛みだけでなく、普段から気をつけられない無意識の動作を修正していく
必要があることについて簡単にまとめてみました。また加筆・修正はします。