開脚できるようになりたい!
股関節が詰まった感じがする。。
と股関節の問題を挙げられるお客様が続いたので、
股関節について簡単にまとめてみました。
1)足を挙げると、詰まりを感じる。もしくは挙げにくい。
2)膝が外を向いて、膝を揃えて立つのが辛い。
3)足を伸ばした状態で、内側・外側にネジりにくい
と股関節の詰まりがあると、足を動かしたときに「引っ掛かり」を感じます。
詰まりがある・・・骨盤-大腿骨(太ももの骨)が接近している箇所があるイメージでしょうか。。
「どんな動きがしづらいか??」が第一段階のチェックポイントです。
開脚してみたり、足を挙げてみたりと動かしてみる
↓
突っ張る・関節が詰まる動きは何か?をチェックする
これが自分で出来る簡単なチェックでしょう。
股関節は球関節といって、肩関節と同様に動く角度が大きい(可動域の広い)関節なので、様々な動きがあります。
思いつく動きをして「何かおかしいな」と思う動きを探します。
『股関節の動き』として、下記の6動作があります。
外転・内転、外旋・内旋
屈曲・伸展
屈曲動作は骨盤のの回旋も含んでいます。
骨盤の回旋を含まずには約90°です。
前述したは骨盤を固定して、大腿骨を動かす動きです。
骨盤固定ではこの6動作ですが、逆に大腿骨固定で考えることもできます。
足裏が接地して固定されている場合、脚が動かないと仮定すると骨盤が大腿骨に
近づく動きとなります。
歩いている時を、例えば左足が接地して右足が浮いている時に
骨盤辺りが変に引っ張られるて踏み出そうとしている右足が真直ぐ踏み出しにくい場合
左足の大腿骨から筋肉が骨盤を引張り、股関節の内外旋を起こしている事も考えられます。
これは屈曲・伸展、外転・内転でも同様に考える必要があります。
屈曲運動で比較すると分かり易いです。
・長座して上体を倒して大腿骨に近づける。
・足をあげて大腿骨を上体に近づける。
と、股関節の屈曲としては同じですが、
動作としてみると違いますよね。
今回は運動学を復習していて、OKC,CKCといった運動連鎖の用語を
まとめながら書いています。
OKC(開放性運動連鎖)・・・四肢の末端が自由に動く状態での運動
CKC(閉鎖性運動連鎖)・・・四肢の末端が固定された状態で行う運動
骨盤基準なのか、大腿骨基準なのかは、これによります。
どの動作で動かしにくいのか?、どの程度動くのか?を把握する時の目安にご利用ください。
まずは本人が身体の現状を知ることが、改善・機能向上の第一歩です。