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施術例pt2 40代男性 疲労感が強い・腰痛・足の疲れ 

施術例pt2 40代男性 疲労感が強い・腰痛・足の疲れ 

疲労感と施術

今回のケースは慢性的な疲労も含むので
『改善』とは言えない要素も含みます。
疲労回復には休息が必要で施術の影響範囲は
限られてしまいますが、
 
●筋肉の働きを見直す
●身体感覚の認識を見直す
 
筋肉が働くことで体循環の変化に繋がり
疲労感が軽減される・・・可能性はあります。
単純に「施術を受けると○○な効果が!」と
根拠なく言いたくは無いので表現は濁します。
 
ただ関節可動域を見直し、動かしやすい身体に
なる事で意欲的な行動に繋がるとは考えられます。
動かないことは陰鬱な気分へ繋がりますし、
やはり活動的な身体でいることは大切です。
 
私も晴れの日祝の午前はロードバイクで
20km以上の遠出をしますが気分が晴れますし、
日の光を浴びることで活動的にもなれます。
※勉強もするので100kmまでは走れませんが
 
活動的になっていくためのステップとして
施術も含めて「動ける身体に変えていく」事は
必須だと思っています。
トップアスリートでもケガはしますが
トレーニングやケアを日常的に行う事で
パフォーマンス・結果に繋げています。
アスリートでなくとも日常を快適に過ごすため
に疲労感や負担が少ない身体は必要です。
それを手に入れる過程で現状に合わせた
施術を受けることも必要だと考えています。
  
 

ヒアリング、評価、施術の流れ

 
 

施術前の状況・ヒアリング

・40代男性
・中間管理職・デスクワーカー
・離席して、指示出し・会議と移動も多い
・運動したいが日々余裕がない
 

個人が特定出来てしまうケース
も出て来るので既往歴・日常生活のヒアリング
は未記載です。
 ↓
既往歴から主訴に繋がっている要素もあります。
あくまでも一例としてお読みください。

 

 
いつも首・腰・足とほぼ全身に疲労感がある
具体的に何が悪いのか?が分からない
 
 
 

動作観察

1)歩行観察
2)片足立ち
3)体幹の回旋・側屈・前屈・後屈
 ↓↓
●歩行での推進力低下
●片足立ちが開眼でも不安定
●左右差の確認
・右大腿外側の張りが強い
・右大腿背側の伸びが悪い
 

 
 
部位評価 

部位評価

 
1)骨盤・股関節周辺
・前述の大腿周りの筋肉の働きを調べる
→右外側・左内側の働きが強い
 
2)肩から腕にかけて
・首周りの可動・筋肉の働きを調べる
→特に上を向く時に詰まり感
・肩周りの可動・筋肉の働きを調べる
 →主観:動きには違和感はない
 

 
3)足部
・足裏の外側に接地感が強い
→拇趾球の接地感が弱い
※左小趾側の内側に巻き込んだような捩じれ
 
 
 

施術

1)骨盤帯周辺
骨盤の歪みを正すのではなく、
骨盤周辺の筋肉が正常に働けるように
見直すための施術
 ↓↓
機能が正常化する事で見た目の変化
にも繋がっていきます。
 
左臀部を活性化させる
右腰部で各々の筋肉が働けるよう
骨盤帯の認識を高める
 
2)股関節周辺
両股関節の認識を高めるための施術
→関節安定筋が活性するように
 
関節の詰まり感の解消
股関節を安定させるための筋肉が働けるよう
働きが優位になっている筋肉の抑制を行う。
 
3)足
歩行時の推進力を向上させるために
足部が反る側の可動性を高める為の施術
(蹴りが弱い)

足部の変位を引き起こしている筋肉が
優位に働いており
動作で働く筋肉の働きが抑制されながら
動作を行うことで強い疲労に繋がっている
と考え、働きを変えるための施術を行う
 ↓↓
接地感の変化、歩行での推進力向上
 
4)肘周り・手先への施術
多くのデスクワーカーに行う施術
これも評価ありきですが、特に肘から先の運動が
キーボード・マウス操作を行いやすくするため
周辺部位の運動に影響を与えている場合が多く
肘から手にかけての施術を行っています。
 (日々のケアも大切です)
 ↓↓
どこかでまとめます

5)首周り
次の施術例に姿勢と絡めて書く予定です。
・動かした時に感じる詰まり感・突っ張り感
 が解消され、首周りの動かしやすさに繋がる
・施術後に感じる視界が明るくなった
 →頭ー首付け根の筋肉が目を動かす筋肉と連動して
 頭の位置調整を行っています。
 
6)神経学検査・施術
と施術を進める中、違和感があったので
終盤に神経学検査を軽めにしたところ、
左前腕・両股関節の運動が不安定
 
立位でのエクササイズでは
体幹の機能低下・バランス低下を確認
●ホームエクササイズの提案・指導
●特定脳部位が優位に刺激されるような施術
を急遽、施術後に追加で行いました。
 
基本的には通常の感覚や運動に対する評価・施術を行い
問題が解消しない場合に神経学検査・施術を行います。
施術での変化で身体の状態が全て変わる訳でないので
皮下の状態は正常に近づけておく必要があります。
昨今、SNSを中心に『神経学』を見掛けます。
変化に「スゴい」となりますが、こじつけずに使って
いきたい提供でもあります。
 
 

まとめ

 
誰しも疲労から回復したい、楽になりたいが
優先されると思います。
休日に休めて疲労感がぬぐえても、
仕事の稼働日には同じ負担が圧し掛かってきます。
それであれば、乗り越えるための力をつけていく
方が結果的に楽になると思いませんか?
 
その考えから当店では提供に2つの軸があります。
・体性感覚・運動感覚を正常化するための施術
・脳機能を中心に置いての評価・施術
 

 

アスリートケア

主に参加している勉強会はスポーツカイロです。
が、アスリートケアに特化したい訳ではありません。
スポーツ外傷でもリハ後に感じる動きにくさ、
違和感などの対応をメインには行っていますが
最初は病院で医師の所見・診断ありきだと考えています。
異常はないけど違和感・動きの問題といった場合に
助けになれたらとは思っています。
 
アスリートケアの手法を一般向けに提供すること
が当店の中心的な施術となっています。
  
日常生活の中でもスポーツのように高強度の負荷が
繰り返し掛かるまででなくとも負担が掛かっています。
 
デスクワークで長時間座ったままパソコン操作
お子さんを抱っこしたまま家事・育児
書類が大量に入った鞄を抱えて営業活動
 
それらをリラクゼーションで癒すためではなく、
より活動がしやすい身体に変化を促すことで
健康の増進に繋げていくことを目的として
身体を動かすためのキッカケを施術で作り
日常的な運動・ケアを提案しています。
 
先生が旧オフィスで掲げていた
”Stay Active,Stay Healty”に感銘を受けた事が
キッカケとなり勉強会に通い続け、
現在の施術に繋がっています。
 
 

機能神経学

数年前から学び始めた機能神経学では
発達障害への対応を中心に学んでいます。
子供のころから運動が苦手で
 
●ドッヂボールならボールから逃げるだけ
●サッカーでは空振りが普通
●野球は投げ方が分からず、遠投が届かず
●走フォームが安定せず長距離は遅い
・・・一輪車・竹馬とバランス感覚だけは良い
 
と出来ない尽くしの経験から
出来ないを減らしていく助けになれたら
と勉強・活動しています。
 
勿論、大人向けの神経学評価・施術の
提供もしています。

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