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セミナー受講 カイロプラクティックと運動

セミナー受講 カイロプラクティックと運動

2021.10.3受講

今回は『カイロプラクティックと運動』について
エビデンスと絡めて学びました。
 

『カイロプラクティックと運動』

 

カイロプラクティックと運動

 
当店は形式上は『整体』としていますが、
現在のベースはカイロプラクティックを
アメリカで学ばれた方々から学んだものです。
過去の所属団体のベースもカイロでしたが、
手法が中心で理論は・・・でした。
現在は理論立ててマネジメントしていくという
真逆の事をしています。
 
刺激を加える事で何かしらの変化に繋がります。
ただし、主原因に対して適切な対応がされているか?
というと、そうでないケースが多いと思います。
 
少しでもより良い提供に繋げる為に
現段階で根拠として示されている情報を知るために
近江DCのWebinarを受講しています。 
 
 

運動を行う上で感覚情報は大切

 

【運動が大切と言われますが】

運動が大切・・・と目にする機会が増えました。
施術だけでなく日常的に運動を取り入れましょうと
当たり前のように伝えています。
ただ多忙だったり、テレワークで動く機会が減ったり
と実施に繋がらない方が多いのが現実です。
 
なぜ運動が必要か?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
仕事がデスクワークでだから座りっぱなしになるのは
仕方ないだろうと言われる事もあります。
 
同じ姿勢でい続ける事、長時間動かさない部位がある事を
問題として捉えた上での「運動が必要」という意味で
スポーツ=運動ではありません。
 
この観点は受講内容から少し離れますが、
皮下組織を良い状態に保ち、筋肉の伸縮、関節の動きを
保つためにも必要なので書いています。
 

【身体の状態を把握する】

運動を行うためには・・・
身体の状態を正確に把握する必要があります。
例えば、肘が曲がっているのに伸びていると
脳が認識していたらどうでしょう?
動作を始める位置が正しく認識されていなければ
正しい動作は出来ませんよね?
 
「正しい動作をしましょう」と呼びかけても、
対象者の脳が正しく身体の状態を認識出来ていない
なら、動作を行う以前の話です。
 
実際の運動は現状把握する事から始まります。
関節、筋肉・・・身体がどんな状態か?が把握できないと
と目的の動作を行う為に何をどう動かすか?
が判断できません。
感知が弱い要素があることで、その部位を中心に
脳が現状位置・動きなどの状態を正しく認識できません。
 

運動するときに

 
現状と目的の差を埋める為にどんな動きをしたら良いか?
を脳が演算して、脳が身体に対して必要な動きを命令します。
 
歪みを整えれば・・・と文言を目にすることが多いですが、
構造的に見た目が整ったとしても、機能的に不十分であれば
パフォーマンス・動作が良くなることはありません。
 
現在位置と目的との差分を距離・角度に認識する事は勿論
動作を正確に行うための下準備が必要です。
 

【例として腕を動かそうと思うと】

腕を動かす場合、腕だけが動いているから他部位は
働いていない・・・事はなく、体幹部を安定させるなど
腕だけを動かすための土台を作ったりしています。
 
先行して、腕が動かせる体勢を整えたうえで
目的の動きをするための筋肉が縮み力を発揮させる一方、
反対側の筋肉が伸びながら力を発揮する事で
動き・スピード・位置が精密にコントロールされます。
 
動作の準備が出来て、動作を行うための筋肉が正常に
働くことが動きを正確に行うためには必要です。
 
 

パフォーマンスを上げる為に何をするか?

 
「矯正=骨格が整う・整えてもらえる」と考えて、
施術を受けるだけでパフォーマンスが上がると
思われている方は少なくありません。
 
また、パフォーマンス=スポーツと認識されがちで
仕事や日常生活を行う上でのパフォーマンスは
軽視されがちだったりもします。
 

Weblio辞書より、パフォーマンスとは?

1 演劇・音楽・舞踊などを上演すること。また、その芸・演技。
2 身体を媒介とした芸術表現。演劇などのほか、
  特に現代美術での表現をさしていう。
 「前衛書道家によるパフォーマンス」
3 人目を引くためにする行為。「街頭宣伝のパフォーマンス」
4 性能。機能。また、効率。
 「旧型でもパフォーマンスはいい」「コストパフォーマンス」

ここで私が書こうとしているのは、4です。
ヒューマン・パフォーマンス=人としての機能
それをどう高めていくのか?
 
ウォームアップ、クールダウンといった
スポーツの前後の場面だけでなく
セルフケアとして何を行うのが有効か?
といった話も今までに話を伺う機会がありました。
 
単純に『歪みを整えてパフォーマンスアップ』の表記を
ちらほら見掛けますが、
『何が?、どうなることが?・・・整った状態なのか?』
が曖昧なようにも思います。
仮に構造的な視点で身体のバランスが整っても・・・
動くことで位置・角度のズレ・変化は起きますから
実際に競技するまでに維持できているか?を考えると
現実的ではありませんよね。
 
構造的な歪みを整える・・・動くことが前提だと
非現実的な表現のように思います。
 
『パフォーマンスを上げる』ことを
活動性を上げる=判断を早くする、運動を正確にする
と捉えると、今回の受講内容はスポーツだけでなく
日常生活・仕事をする上でも説明が出来るので、
優良なセミナーだったと思っています。

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