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【セミナー受講】220505 フィードバック勉強会

【セミナー受講】220505 フィードバック勉強会

フィードバック勉強会

先生の渡航で未開催だった勉強会
久々の帰国に合わせての開催でした。
 
主訴に対して「何を評価して全体を
把握していくか?」を施術も含めて
学んできました。
 
Twitterにも書きましたが、
そろそろ勉強会で頭に????を
並べるのは止めにしないと。
自分にとって新たなワードもありますが、
文献でSTS,arと初見の省略された語が
分からないのとは違うので…
 
8年前にシリーズ受講した時と比較すると
確実に理解は深まっています。
ただ、基礎を若いころに積み上げた方々と
比較すると土台の弱さを感じてしまいます。
 
 

全体像を把握する

 
 
ここでいう『全体像』は身体の歪み方を把握する事でなく、
既往歴や主訴ありきで身体機能がどう変わっているか?
を身体動作、感覚の評価から調べる事です。
 
 
『主訴部位の評価で問題が無く、問題がある部位を施術した。』
は正しい流れだと思いますが、最初から
『主訴に関連するから、ここを刺激すれば良くなる』
『セミナーで習った〇〇を使えば良くなる』
は『木を見て森を見ず』で
手法ありきで人を見ない施術だと思います。
 
主訴部位に原因・要因は無いのでしょうか?
主訴部位への対応ありきで他部位の要因も取り除く事が大切です。
 
他部位の要因にも対応して再発しにくい状態を
目指して施術するために全体の把握が必要だと
捉えています。
 
丁度、この投稿に関連するinstagram投稿があったと
知人から連絡がありました。
「痛みの原因は離れたところにある」
と原因を断言する内容でした。
・・・興味本位で調べたところHPも同様の記載でした。
 
連絡のあったInstagram投稿は
「首の痛みが足首を施術して取れた」といった投稿。
 
私視点になりますが・・・
足首に既往歴があって、そこの動きの制限が
身体のメカニクスを変えていたから足首を施術した。
ヒアリング・評価から上記を把握して施術、
主原因が足首にあった・・・なら理解できます。
 
でも、評価も無しで痛みの原因が『足首』として
施術だけしたなら話しは変わってきます。
首→足首と安直に決めつけて施術する理由はありません。
あくまでも「すごい」と思わせて集客するための記載で
人と向き合う施術ではないといった印象を受けました。
 
 

当店での全体像把握の例として

 
 

全体像の把握

 

例えば、骨盤帯が捩じれて見えたとします。
『骨盤矯正すれば戻るから、骨盤周囲だけ施術する』
では一時的な変化にしか繋がらないでしょう。
 
なぜ骨盤の捩じれが引き起こされたのか?を
全体から把握して、機能的な問題を主訴と絡めて
把握することが重要となります。
※コジツケにならない事が大切です。
 
見た目は機能的な問題を捉えるためのキッカケで
『正すべき歪み』を探すために評価ではありません。
 
 2022.6~『施術例』のカテゴリー投稿を始めました。
 詳細はそちらで確認ください。
 
動作観察、整形外科的検査などのエラーなどを行い
全体像から不正動作や代償動作といったあたりをつけて
局所的な把握を行います。
 
 

局所的な把握

 

皮下組織をどう捉えるか?が重要となります。
「単純に触って固いからほぐす」→「直ぐ戻る」
はよくある話です。
 
骨の上に脂肪・筋肉・筋膜(Fascia)・靭帯などが
ミルフィーユ状に積みあがっています。
 
どの位置のどの層に問題があるのか?を把握したうえで
問題のある層に施術していくのが有効ですが・・・
触れるだけで判るほど人体は簡単ではありません。
知識や手技の積み上げが必要で、一朝一夕で出来る
ほど簡単な話ではありません。
これを把握するための考え方を学んでいます。
 
そのお陰もあって、前述したような手法に心奪われず
着実に進めているのが分かります。
 
  

ありがちな勘違い

 
 
勉強会の度に勘違いしてしまいますが、
先生がサラーっと評価していくのを見る事で
簡単に出来ると思ってしまう。。
 
推理小説の名探偵、実際の捜査の違いに近いのですが、
事件が起きたら現場検証や聞き込みが必要で、
これらを積み上げて証拠を固めて解決に繋げていく
のが通常です。
これは私が評価を繰り返して現状把握するのと
同様に泥臭いことの積み上げです。
 

先生の評価は視認出来るところから把握して
どんな評価すると良いか?など、常に頭を働かせ
仮定←→評価・確認を繰り返して全体像を把握している。
見た目にはサラーっと名探偵が事件を解決するように
簡単そうに見えている一方で
見えない脳内では泥臭い捜査が行われている。
 
見えないところで現状把握に繋がる道筋が作れるか?
作れないか?の違いは知識・経験だといえます。
 
勉強会に通い始めた頃は『この流れですれば善いのか』
と安直に考えてしまっていた時期もあります。
当然、上手くいかないケースが出てきて徐々に理解し
とステップを積んでの今です。
 
現状を把握する為に、どんな評価をするのが良いのか?
から的確に判断できるように研鑽あるのみです。

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