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姿勢pt22 色々とタイプ分けされますが…

姿勢pt22 色々とタイプ分けされますが…

姿勢のタイプ分け

 

 
悪姿勢は大きくタイプ分けされます。
姿勢が崩れている理由は人それぞれ異なります。
 
当店で『原因・要因』を調べるのは、各々で
状態も生活習慣も、身体の使い方が異なるからです。
同じような姿勢でもそれに至った経緯が違えば、
抱える問題・原因も異なるでしょう。
 
『この悪姿勢の原因は・・・これだ!』と姿勢だけで
問題を特定した気になって施術を始めてしまうと
どうなるでしょうか??
施術を受けても、直ぐに戻る・・・だけでなく変化を
感じない事も起こり得ます。
 
 

背骨や骨盤の矯正といっても

 
団体所属の頃は、主に背骨や骨盤の矯正技術の提供を
していました。他部位にもアプローチはしていましたが、
主に背骨・骨盤に対するものでした。
今ではブラッシュアップされて、当時の技術をそのまま
では使う事がありません。
 

 
骨と骨を繋ぐ関節周辺の組織への特定の刺激で
『骨同士の位置関係の認識』が修正される事はあっても、
例えば、背骨のひとつを動かしたい方向に押したら、
その骨の位置が押した方向に正される訳ではありません。
 
周辺の感覚・神経的な認識が変わる事で筋肉の働き方が変わる。
その結果として、姿勢が変わることはありますが、
施術者が骨を動かした結果・・・ではありません。
 
 

分かり易さは大切ですが

 
姿勢を考える時に、背骨・骨盤の概略図を描きます。
 (『現状はこんな感じですよ』といったもの)
前後比較で見た目の変化は分かり易いかもしれませんが、
背骨・骨盤の位置だけが姿勢を決める要素ではありません。
 
『姿勢を背骨・骨盤矯正で整える』といわれると、
「矯正は見た目を整えてくれるんだ」とイメージしやすく、
簡単な表現で伝わるのかもしれません。
  

 
【姿勢に影響する感覚】
開眼なら視覚(眼)、閉眼なら前庭覚(バランス感覚・三半規管)
が主に姿勢に影響します。それらの機能低下が起こると、
脳は他要素で補って姿勢を正すような戦略を取ります。
これらに問題がある場合でも、主原因が身体にあるケースも
勿論ありますが、姿勢を崩す要素が背骨・骨盤以外にもある事、
それを知っておく必要はあるのではないでしょうか?
 
【姿勢に影響する筋肉】
実際に姿勢に関与している筋肉・関節は
背骨・骨盤周囲だけではありません。
姿勢保持筋と呼ばれる筋肉は足にもあります。
立ち上がった時に働いて姿勢を安定させます。
これらの働きが正常か?もみる必要があります。
 
【姿勢に関係する関節】
横から見ると、肩・股関節・膝・足首と影響するといえます。
ランドマークと呼ばれる基準となるポイントがあります。
身体を前後に分ける前額面、その中心に対して各ポイントが
前後どちらにあるのか?
そのポイントでトルク・モーメント(回転力)が時計回り、
反時計回りのどちらにかかるのか?が変わります。
そのトルクのバランスが取れるような姿勢になる
ともいえます。
 
と書くと、分かり難い要素が入るだけで敬遠される場合もあります。
それでも必要なものは必要ですし、背骨・骨盤矯正を繰り返すだけの
店舗で主訴へのアプローチがしてもらえない・・・と話を伺うので、
主訴を解決するための提供をする店舗として懲りずに書き続けます。
 
 

当店で行うのは

 
ヒアリングをしながら何が起点となっているか?をピックアップして
それを元に動作観察、部位評価を行い、原因を絞り込みます。
姿勢といっても、人は動くので動きを含めた検査を取り入れています。
 

●アプローチで何が変わるのか?
●何のために検査をしているのか?
●何を変えていきたいのか?

 
をより意識して検査・施術を行う意味を考え出してからは、
アプローチする目的が変わり、施術に優先順位をつけています。
 
ただ、背骨・骨盤にアプローチすれば!といった安易な矯正では
なく、あなたの生活がより快適になりつつ、より身体に適正な刺激が
入り身体に変化が促されるように考えて、様々な視点から施術が
必要だと考えています。
 
 
姿勢改善といっても、その人がなぜ悪姿勢になっているのか?を
調べることが大切で、原因を決めつけて「これをすれば!」とは
ならないよう自分への戒めの意味合いで今日の投稿でした。
 
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先日、購入して読んでいます。
 

 
 

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