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噛み合せpt4 影響するのは顎周りだけではありません

噛み合せpt4 影響するのは顎周りだけではありません

昨年、改めて噛み合せの大切さを学び、頭部の筋肉・骨についても徐々に深めています。
以前の投稿で噛み合せの悪癖が、顔を後ろに引き込むような影響を与える。
といった投稿をしました。
噛み合せの与える影響は頭の回旋だけでなく全身に及びます。連鎖的に補正を繰り返した結果としてですが。
 
 

噛み合わせから引き起こされる全身の回旋

 
 
連鎖的に補正されての偏位については
かなり省略して大きなユニットの回旋だけ図示し、
首までの補正についてザックリ記述しますが・・・
 
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例えば、右側が後ろに引き込まれると仮定した時、
顔は右を向いてしまいます。
 ↓↓
首より下に回旋の偏位が無いと仮定すると、
頭だけが右を向いた状態となります。
 ↓↓
目線は正面に向けたいので、
首が左側に頭部を回旋させることで補正がかかります。
 ↓↓
大きなユニットだけで考えても・・・
脊柱(頚椎・胸椎・腰椎)・胸郭・骨盤帯・足部と補正の連鎖が続いて、
身体はバランスを取るために教科書的な身体から離れていきます。

 
スタートがどこであれ、身体は良くも悪くも全身に及ぶ連鎖的な補正を行っています。
  
無意識に行う動作の悪癖は気付きにくく、意識したからといって改善されません。
食事で左右で噛むように気を付けても、身体自体のクセは変わりません。
そこは評価をしたうえで変化を促す必要もあります。
 
 

噛み合わせで気になりそうなチェックポイントは??

 

● 首を左右に回して、向きやすい・向きにくい方向がある
● 右が噛み易い、左が噛みにくいと噛み易さに左右差がある
● 口角が左右片側が上がっている

 
分かり易いポイントは以上の3点でしょうか。
と挙げると『見た目の左右差』を気にされる方が多いかと思います。
  
『小顔矯正の根拠なし』と聞かれるようになりましたが、
やはり見た目をよくしたいといった要望は多いです。
それでも、提供される方々はいらっしゃいますし、否定すれば炎上と
いったケースも見受けられるようです。
 
『左右両方で噛めるようにしたい』といった機能的な要望はありません。
検査をして追加でヒアリングをすると、「あ~そういえば」となる方が
多いです。当たり前に行っていること程、頭から離れてしまい動作の偏りに
気付けない事が多いです。忘れられがちなのは、眼、咬合が多いです。
 
技術提供をしながら機能面についてお伝えした方は「ここが気になる」と
要望を伝えてくださるようになるので、細かく気にされる方が増えているのは
私自身の注意力も上がるのもあり非常に有り難いです。
 
自分で気をつけられる事は意識する、どうしようもない事は人の手を
借りて意識したら修正できるように・無意識で使えるようにする
といった切り分けは自分の意志で出来る訳ではありません。
まずは自分の現状を客観的な他人の視点で把握する事が改善の近道です。
 
 

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