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動き・動作pt3 身体の動きは適切ですか?

動き・動作pt3 身体の動きは適切ですか?

身体は「ねじれ」「傾き」ありきでバランスをとっています。
 
骨の形状、内臓の位置など、内部が既に左右非対称です。

理想的な教科書に書いたような姿勢で維持することもできません。
理想的な状態を作るのも困難ですが、維持する方が難しいでしょう。

姿勢を正す → 負担が減る → 痛みも減る → 楽
と学びの浅さから短絡的に捉えていた時期がありましたが、
今年P-NM法を学びながら、身体に対する考え方が変わってきました。

現在は「動きが適切か?」もコンセプトに挙げています。
以前、股関節の動きで関節可動域を図示しました。
この関節可動域(ROM)が適正でない場合、
動きを補うために代償動作が起きます。

股関節の内旋・外旋が足りなければ、腰を捩じろうとして
元々1~2°しかない可動域の腰椎を無理に捩じってしまい
腰部に負担がかかります。
股関節の動き-1

股関節の屈曲(腿上げ)も90°、骨盤の屈曲も合わさり125°と大きな動きがあります。
これも足りなければ腰椎に負担をかけます。
股関節の動き-2

この負担をかけないために適正な可動域を保持する必要があります。
 
可動域を狭めている原因は人によって違います。
原因を特定せずに適当にほぐして可動域を確保します・・・では、
余計なことをして可動域は確保できず、変な固さをつくってしまう場合もあります。
評価の大切さを改めて感じたのは10月に受講したNKT Lv1セミナーでした。
 
トレーニング・リリースは大切ですが、抑制された筋肉を鍛えても使えなければ、
意味がありません。
促通された筋肉を特定せずに緩めても、抑制された筋肉は促通されません。
『筋肉の関係性を特定し、筋肉の働きが適正であること』
を基準の一つに姿勢や動きを考えています。
 
 

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