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Fascia・神経学との出会いで変化した手技への理解

Fascia・神経学との出会いで変化した手技への理解

SNSでもHotTopicな神経学ですが
こんな私に「簡単で良いので教えてください」
とメッセージが届く機会がありました。
勿論、断りましたが・・・
数年の勉強したくらいで教えられるような分野
なら、とっくに完璧に使いこなしてます。
 
これまでにFasciaに関連する受講を5,6年続けて、
一次情報の大切さを教わり、読めるものは訳しつつ
進めてきましたが・・・バイオな話は未だにさっぱりです。。
どこか固体・流体で捉えられる要素をイメージしつつ
自分の理解出来るところから理解を深めています。
 

Fascia・神経学との出会い

 
 

根底にはカイロプラクティックがあります

 
私が所属していた団体はカイロプラクティックの技術が
大本にあり、用語もそれを用いていました。
背骨や骨盤の変位を表す記号などもそのままなので、
最近の勉強でも役立つことがあります。
団体によってはそういった表記もないでしょうし、
今思うと、それだけが残っているなと…
 
団体で学んだ事は1年あれば独学で学べるもので
何回受講しようとアップデートは極僅かだったので、
サブスクリプションで学ぶにしてはちょっと・・・と
今なら敬遠すると思います。
 
あれから7,8年、技術は完全に一新されています。
考え方も神経学が取り入れられたことで『歪み』『硬さ』
といった構造的な要素から『動作』『感覚』と機能的
要素へと移行されてきました。
 
ただ手法を通じて得られた手先の感覚はこれから先も
自分で培っていくしかないので、そのキッカケを作った
手法と思うと感慨深いものはあります。
 
 

Fasciaとの出会いから考え方の推移

 
7年前に大阪であったDCによる評価法のセミナーで
初めてFasciaに出会いました。


 
当時、全くの初心者が国際的なインストラクターを務め、
研究者も兼任するDC勉強会にいきなり参加した。。
今考えると無謀でしかないです。
勿論、何も分からない・・・ポカーン( ゚д゚)です。
分かったつもりも何も・・・分からないからどうしようもない。
でも、これが奮起のキッカケになったのだから、
良かったと思っています。
 
その後は
名古屋での部位ごとに学ぶシリーズセミナー
東京で単発の勉強会・・・
と逐一アップデートされていく情報に面白さを感じ
グループの勉強会には8割がた参加したのでは?と思います。
 
よく見掛ける『ほぐす』『ストレッチ』で何が変わる
何が変わらない→どうやって変化を促すといった話を
はじめ、皮下組織について学び、施術のターゲットが
部位から組織へと変化していくのが自分でも分かる
位に面白かった(今でも面白い)です。
 

『筋膜リリース』・・・今でも表記見掛けますが、
筋膜とはどんな組織・成分で構成されてるか?を知らず、
もしくは鶏肉の薄皮・・・筋肉を覆ってる膜と勘違いして、
手法を取り入れて実施されているケース多いです。
徒手で何をしようと、運動で刺激しようと
筋膜のそのものの構造は変わりません。
 
皮下組織Fasciaの粘性は感覚の受取に影響します。
触れられた感覚、周辺の筋肉が動いた感覚・・・
様々な情報が脳へと伝えられて処理されます。
処理された情報を基に運動・行動が決められるので、
皮下組織の状態・感覚を正すことは重要です。
 
信号を伝えるのが神経ですが、神経も皮下組織の中を
通るので、受取のみでなく伝達にも影響します。
 
本当に細かく言い出すとキリがありませんが、
『どこに、どんな刺激を加えると、どうなるのか?』
全体から部位へと段階的に細かく評価して
施術が必要な要素を特定したうえで施術を
組み立てています。
 
 

勉強会に通うことで・・・

 
今でも不足が見つかり、埋める作業をするを繰り返して
成長に繋げていますが、そのキッカケを与えていただける
のはとても有難いと思っています。
 
解って受講している方ばかりの中で私は特殊な存在だと
思い知らされてばかりですが、この環境があるからこそ
常に奮起して続けていられます。
 
「〇〇すれば解決」「5分で10000円の施術」と
いった広告がSNSに溢れていますが、
引き寄せられることなく地道に学び続けられるのは
今の環境のおかげと感謝しています。

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