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筋力テストを取り入れてからの視点の変化

筋力テストを取り入れてからの視点の変化

名古屋のシリーズセミナーに通い始めてから使っている
NKT(NeuroKinetic Therapy)を用いた筋力テストがあります。
 

 
これに加えて、機能神経学で習ったAK(Applied Kinesiology)の
筋力テストも併用して使っています。
 
どちらも筋力というよりは筋出力を検査するというものですが、
検査者の主観的評価ともいわれます。
 
 
機能神経学を学ぶ以前は・・・
 
昨年夏まではNKTのシステムをそのまま活用していました。
(ただ場所が狭いので歩行などの検査に限界がありますが・・・)
 
働きが抑制された筋肉Aを特定した後に、その働きを抑制している筋肉Bを探し
筋肉Bの働きを抑制することで筋肉Aを活性化する。
といった流れで活用し、身体動作を見直していました。
 
年末の勉強会でこれを紐解いていくお話も伺い、思い当たる節もあったので
これ以降はこの活用方法はしていません。なので、上記を書いています。
ただ必要に応じてこの使い方をするケースもあるかもしれません。
 
このNKTは日本では認定取得者は100人弱と少ないですが、世界では約2500人
が取得されており、各地で活用されている手法です。
この検査を受けた方は分かると思いますが、変化が判りやすく
身体の使い方が変わった感覚は感じられると思います。
・・・ただし、書き換えをした状態が長期的に維持できる訳ではなく
抑制させるためのストレッチ・活性させた筋肉のトレーニングを
続ける必要があります。
 
 
機能神経学を学んだ以後は・・・
 
『力が入りにくいのは、何の影響か?』を探っていくための指標として
筋力テストを用いています。
 
ザックリですが、どこの機能低下が起きているのか?を探るための
手段のひとつです。全てがパターン化されている訳ではありません。
思いもよらないような検査結果が出るケースもあるので困惑する事も
あります。
 
様々な視点からどこに機能低下があるのかを判断してアプローチしていく
手法なので、単純に一つの結果から「どこが悪い」「これが必要だ」と
断定するような事が出来ません。筋力テストもひとつの要因として扱います。
 
 
まとめ
 
現状、当店では、筋力・筋出力は、身体を評価するための指標のひとつです。
どんな手法を扱うにしろ、身体機能をひとつの検査だけで判断する事はできません。
NKTを取り入れた初期の頃でも他要因と併せて検査をして、必要に応じて
使い分けは行っていました。これはシリーズセミナーで学んだ内容に沿って
行っていたにすぎませんが、視点・判断基準を徐々に増やした結果、より効果的
に使えるようになってきたように思います。
 
整体、リラクゼーションからイメージされるような検査ではないので、
特にほぐし目的で来られた方は「はっ?」と不思議なものでも見たような対応を
された事があります。即、寝転ぼうとする方はその傾向があります。
どんな方であれ、現状が判らなければ提供する内容は決められません。
だからこそ、検査が必須であり、重要視しています。
 
 
余談ですが・・・
 
ここ1,2年で周囲に様々な店舗・院が開業しています。
他人は他人と思いながらも、時に分かり易さ・インパクトを優先した為に
誤解しか生まないような他店の宣伝を気にしてしまう事もあります。
少しでもお役に立てるように日々研鑽していくしかないと思いつつも
こんな事もしないとなのかな・・・と思ってしまう年度末でした。

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