発育発達
機能神経学を学び始めて5年になりました。
それとは別に高次機能について森岡周先生の著書を
中心に昨年から学んでいます。
やはり、コンセプトが変われば学ぶ要素も異なり
エクササイズの提案の幅も広がっています・・・が、
取組むエクササイズが多ければ良い話ではなく
どんな形が継続がしやすく、変化を期待できるか?
を土台とした提案が必要なので、常に自問自答です。
(少数のエクササイズを集中する場合もあります)
何を行うにしても一朝一夕で変化に繋がる話はなく、
施術で一過性の変化が見られたとして、
どのくらい維持されるか?は個人差があります。
定着させるための継続的な取組みが必要です。
伝える力
最近、初回来店の男性に対するヒアリング不足で
評価で得られた情報とヒアリングとの食い違いを
気にしながら施術を進めていたところ終了間際で
「昔から・・・」との話から色々と繋がった事が
ありました。
男性の求めていた内容と主訴のズレもあり説明に
困ったのも事実ですが、男性の主張に押される事なく
既往歴などもう少し掘り下げていれば、
今の状況に至った経緯も含めて伝えられたのでは?
と思うのです。
幸い発達サポートは事前にWebでヒアリングを
行っている事もあってか事前に評価すべき内容を
中心に思考の組立が出来ます。
現在、提供している方々
遠方の方が多いのもあり、ホームエクササイズ中心の
提案をするケースが続いています。
正しく行う事・頻度・強度が影響すると言われますが
ZOOMなどを活用してなど案はあるものの
どこまで踏み込むべきか?が常に頭にあります。
そこはご家族とお話ししながら提案も変えていますが、
継続を断念される場合も少なくありません。
同じ認定者による報告を伺って、どのような提案が
続きやすいのか?の傾向は同じように思われるので、
年齢・状況に応じて提案をアレンジするのが急務だと
昨年の年の瀬に感じていました。
継続するために必要な要素
やはり会話から施術者(私)-ご両親-お子さんの
やる気のベクトルの大きさ・向きが揃っているのか?
を確認しながら着実に進められるのが良いと考えます。
エクササイズが出来ていないとき、困難な時
返信が疎かになるのも分かりますが、
メールのやり取りだけでは、
文章で押しつける印象を持たれる可能性も含めて・・・・
定期的に電話やZOOMで話す機会を持った方が良いだろうか?
とも状況によって提案・提供を考える事もあります。
一方でお子さんの耳に色々な単語を入れたくないとの
要望に『表面上は『脳トレ』の名目で提供する』
といった対応もしています。
その場合には、お子さんの目に触れないようメールで
やり取りさせていただいています。
優先順位
生活変容・エクササイズにも優先順位がありますが、
『取り組みやすいものだけ行う』が少なくありません。
お子さんの状況によって仕方ない場合もありますが、
セミナー内でも発達順序に従い取り組むのが良いとされています。
順序を飛ばして行うとどこかで躓きます。
取組み易さは大切ですが、それ以上に原理原則に従う事が
重要です。上手くいかないのにも原因があります。
取り組みが困難な場合に
やってみたけど、動きのスピード調整が難しい
動きが正確に出来ないといった場合には
脳のネットワークの観点で『取組みにこの工夫をすれば
この部位が刺激されるのでは?』を熟考を重ね
ご両親へ協力をお願いしています。
提供を始めて4年ですが、
状況のフィードバックの有無が継続を分けるように
も感じています。
難しいから辞めようなのか?
難しいから相談しようなのか?
この辺りも返信・書類作成と工数で考えると大きいのですが、
少しでも良い結果に繋がればと提供しています。