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姿勢pt8 肩甲骨に正しい位置はあるのか?

姿勢pt8 肩甲骨に正しい位置はあるのか?

肩甲骨は背骨を中心に内外、上下、腕を横から上げ下げする動きに連動した
内外への回転と大きく動きがあります。
左右で高さが違う、肩が前に出る・・・と気にし出すと自分でも分かり易い
ので問題と思われる要素を見付けがちな部位でもあります。
 
肩甲骨周辺でよく伺う話は、
 

●肩が前に出ている
●肩甲骨と背骨の間が突っ張っている
●腕が上がりにくい
●いかり肩みたいになって力が抜けない

 
といったものが多いでしょうか。
多くが力の入り易さ、関節の動きを見直すことで解消されるケースが多いです。
 
 

肩甲骨と胸郭、鎖骨の関係

 

 https://www.earthslab.com/anatomy/scapula-anatomy-surfaces-fractures-winging/ より
 
◎肩甲骨と胸郭の関係
 
肩甲骨は胸郭の背中側で、筋肉の引っ張り合って安定しています。
肩甲胸郭関節といった言葉はありますが、他の関節と違って関節包や靭帯といった
強い組織で固定されておらず、胸郭上での肩甲骨は大きく動きます。
 
筋肉は上下内外に向かって伸びており、それら筋肉の出力のバランスによって
肩甲骨の位置は決められます。
骨の凹凸で位置が決まっていないので、決まった位置はありません。
 
 
◎肩甲骨と鎖骨の関係
 
肩甲骨と鎖骨は肩鎖関節で繋がっており、肩鎖靱帯があります。
また、鎖骨は胸骨と反対側で胸鎖関節を介して繋がっています。
 
鎖骨内側の位置は胸骨で決まっていますが、
外側の位置は、肩甲骨の傾き、変位によって変わります。
 
 

肩甲骨の位置は??

 
さて、本題の位置の話ですが、決まった位置はありません。
また人によって大きさも異なります。
 
当店では、筋出力が各々で発揮できるように調整しています。
背骨から何cmくらいといった位置ではありません。
 
解剖学では決まったイラストしかありませんが、WEBで検索すると
肩甲骨を内側に寄せた方が良い、外側に広げた方が良いと様々な見解がありました。
美しい見た目を求めると前者、機能的な視点から後者といった印象を受けました。
ただ、独自理論もあるので、何とも判断のしようもありません。
 
当店では位置よりも力の入り方・バランスを基準にしているので、位置の提案はありません。
より動かし易い・過ごし易い状態を提案できればと考えて調整しています。
 
【2017/7/10 追記】
調べていたら・・・カパンジー機能解剖学によると、脊柱から肩甲骨の距離は
下角が胸椎7~8番にある。
内側縁-肩甲棘では5~6cm とのこと

 
 

何を目安・基準に肩甲骨を調整しているか?

 
肩周りの動作を観て、動作に異常が観察されるものを中心に
 
●肩関節・肩甲骨の可動域と、各関節を動かす時の動き
●異常動作に関連する力の入り方
 
を基準に肩周りを観ています。
 
例えば、横から腕を上げていくと、
 

 
途中から肩甲骨外側が上向き・内側が下向きに回転(上方回旋)します。
この時に前鋸筋、僧帽筋、肩甲挙筋といった筋肉が使われますが、
これらの働きに偏りが強かったら回転はいびつになり、動きも変わります。
この働き方を調整して回転をスムーズに整えていくイメージでしょうか。
※肩関節周辺で他に問題があれば、それに関連した箇所にもアプローチします。
 
また、最初に脱臼、四十肩などの受傷歴はお伺いしていますが、
関連して仕事・生活で習慣的になっている姿勢も伺っています。
普段から使われがちな筋肉、とっている姿勢から問題を絞り込むためです。 
 
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◎内外の位置について
 

画像は背面から、前方突出:前鋸筋・後退:菱形筋 と内外のバランスをとる筋肉を
示しています。これらの出力によっても肩甲骨の位置は変わります。
 
 
◎まとめ
 
位置についての投稿ですが『位置調整』のアプローチはありません。
筋肉の働き方を見直して、普段の使い方を変えるキッカケを作る
というのが提供内容を表しているかと思っています。
 
位置調整をしても、筋肉の働き方が変わらなければ、元の位置に戻ります。
日々の生活の中で身体の使い方を変えていく、運動で刺激を与えること
の積み重ねが身体を整えていくためには重要です。
 
 

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