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姿勢pt5 肩甲骨の間が張るのは姿勢を正せないからでしょうか?

姿勢pt5 肩甲骨の間が張るのは姿勢を正せないからでしょうか?
姿勢が正せないと気にされる方にお話を伺っていると

 

1)姿勢が悪いと家族・同僚から指摘される

2)肩甲骨の間が張って気になる

3)アゴが前に出るけど、アゴを引いた姿勢を維持するのが難しい

4)胸を張ったり、シャキッと立ってみても無理をしている感じがする

 
そんな話に繋がってきます。
 
1)に関しては、単純に『姿勢を正せば指摘はされない!』と考えられますが、
3)4)にあるように姿勢を正すのに無理に力を入れているので、脱力すると現状の姿勢に戻ります。
『意識をしないと姿勢を正せない』のが現状だと思います。
 
もしくは、何かしらの制限がかかって姿勢を正せないこともあります。
 
意識しないと
 
姿勢は中枢神経の指令で調整され、無意識で姿勢が決められています。
姿勢を正す意識をしても、急に無意識で調整されてしまうので、
意識をして正してみても思うように姿勢は変わりません。
 
脳の認識、筋肉の作用と様々な要因が絡んでくるものです。
背骨の関節の動きをつけてスッキリ立てていても、無意識での認識が
変わらなければすぐに戻ってしまいます。
 
・優位に使われる筋肉を変えていく
・働きが抑制された筋肉を活性化する
・動きが悪い関節を動かせるようにする
 
と姿勢を正せるように身体の使い方を変えていく事も
姿勢改善には重要です。
 
※施術だけでなく運動刺激を日常的に入れる必要もあります
 
 
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2)の張りがある場合ですが、
写真は僧帽筋ですが、肩甲骨の間の赤い辺りが気になる方が多いです。
 
問題が背中にあるので、柱・マッサージ機でゴリゴリしたくなる
とよく伺います。気になる部位をほぐす方が多いと思いますが、
ゴリゴリした後は気になる部位が緩んで楽な感じでしょうか?
では、翌日なるとどうでしょうか?
元に戻った感じ、ゴリゴリしたところが気になりませんか?
では、肝心の姿勢は良くなっていますか?
 
問題のある部位=原因
 
と直結させて問題のある部位を『ほぐす』事で対処してしまいがちですが、
原因が他の場所にある場合、一時的にスッキリ感があるだけです。
また、ゴリゴリする刺激が強いと、組織を再構築する際により固い組織を作る
よう命令が脳から出され、組織がより固くなりイタチごっこになってしまいます。

また続けることで刺激を感じとるセンサーもおかしくなります。
心地よさを求めるのも限度を持ちましょう。
当店がクセになるような強さで『揉みほぐす』行為をしない理由です。
 (そもそも揉み・ほぐす行為自体しませんが)

 
 

何をすると張りが減るのでしょうか?

 
姿勢を正しても、背中をゴリゴリとほぐしても、すぐに戻ってしまう。。
では、何をしたら良いのか?となりますよね。
 
筋肉を緩める・ストレッチすると良いイメージがありますが、
身体がどのような状態だから、どこを緩める・伸ばすと考えないで行うと、
『問題を悪くしただけだった』結果に繋がります。
 
猫背・巻き肩の方が背筋を伸ばす・背中が緩めることで、
姿勢が良くなる!かといえば答えは『NO』です。
 
十人十色で問題が異なるので、安易に『〇〇をすればいい』とは書きません。
上記の方々は実際のクライアントですが、同じ方であっても左右で原因・対処も異なります。
原因が何か?を調べるために現状を評価することが大切です。
そのための知識・技術がないと、ただほぐすだけでは何も
解決・改善できません。

 
ご自身でストレッチをされる場合は背中を重点的に伸ばす事が多いのではないでしょうか?
しかし、背中が突っ張っている場合、既に他部位の影響で伸ばされています。
逆に、縮んで肩甲骨を外側に引っ張っている筋肉を伸ばす必要がありますよね。

よくあるケースとして、身体の前面、胸の筋肉、肩甲骨を外側に引っ張る筋肉
ストレッチすることで背中の張りが少なくなることがあります。
 
どの筋肉が働き過ぎているのか?を調べてあげることが
気になるところをほぐすよりも大切なことです。
 
 

意識するだけでは変えられない事

 
今回は背中を張らせてしまう要因が胸・肩にあることが多く、クライアントからのご相談も多いので取り上げました。
※今回は外側への引張を取り上げています。上下の張りはまた別要因です。
 
姿勢を正すよう意識することも大切ですが、出来ない・維持するのが難しいこともあります。
無意識での話なので仕方ない話です。
 
普段から優位に働く筋肉を特定して、働き過ぎないように身体の認識を変えていくのが
提供している内容のひとつですが、認識が変わるまでには半年以上かかるといわれています。
継続して身体の認識を書き換えていく必要があります。
勿論、他の要因が絡んでくる場合もありますし、前述したように左右でも要因は異なります。
 
前述した方の一人は、左は大胸筋、右は二の腕の裏側:上腕三頭筋が主原因でした。
※生活習慣、仕事などで長時間続ける姿勢によっても原因は変わります。
日々のセルフケアでも動き・筋肉への刺激の入り方にに変化を感じておられるそうです。
 
お困りの場合、長期に渡る場合はお早めにご相談くださいませ。
動作・動きが上書きされて変化していきます。
 
 

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